読書録

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新企画 渾身の企画と発想の手の内すべて見せます

 テレビ番組『ミュージックポートレイト( http://www4.nhk.or.jp/portrait/5/ )』に出演していたのを拝見し、放送作家としての本著を手に取ると、面白いアイディア満載かつ、発想のコツなどについても体験からわかりやすく紹介していて、驚く。逆に、新たに作った企画が、本著の内容と似ていたら課題になるだろうかなどという心配も感じるほど。
 著者は育児のため2015年夏ごろから“放送作家”をほぼ休業する中で、スマホのアプリや、Netflix、AbemaTV など新たな動画配信サービスも見据えながら、企画=種とその作り方について解説をしていく。
 企画の具体的なアイデア内容については、引用することが憚れるので、下記の出版社のサイトにいくつかタイトルが、また、東洋経済onlineには、本人が語るコツとして、10のルールが紹介されているので、以下にリンク先を記録する。


出版した幻冬舎のサイト⇒ http://www.gentosha.co.jp/book/b9629.html
東洋経済のサイトに関連記事『どの業界にも通用する10のルール』
(前編)鈴木おさむ直伝!「絶対ウケる企画」の作り方⇒ http://toyokeizai.net/articles/-/109304
(後編)「企画はタイトルが9割」、鈴木おさむが指南⇒ http://toyokeizai.net/articles/-/109306
 

 企画術については、普遍的なアイデア部分もあると思い、印象に残ったポイントを以下に一部引用して備忘録に。
◇「好奇心」こそ企画作りの源流=最高の才能p43+自分に興味を持ってもらうことが企画の第一歩&自分が経験できない人生を歩んでいる人に積極的に会って話から刺激を受ける
◇企画はタイトルが9割p101+、ネガティブ×ポジティブが基本、略したくなるフレーズを
◇賛同者は「2割」がベストp185+10人中10人が面白いというのは全員が想像でき逆におもしろさの伸びがない←コンテストで優勝した人がその後活躍できるわけではない、と記していた『個人を幸福にしない日本の組織』 太田肇 著 http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20160617 )にも通じるところがあると思った。

 また、企画のうち、すでに著者のブログで「携帯とスマホの中に消せない番号がありますか?」と聞いたら、沢山の読者がコメントをくれ、市川海老蔵さんからも投稿があったという。これをヒントにゲストを呼んで消せない番号の方々の話を聞く、というのは、この内容をみただけで、こみあげてくるものがあった。

 本著の最後には、Netflix のグレッグ・ピーターズ社長との対談も収録され、この中で社長が、▽有料でも見る価値のあるコンテンツがあると訴え続けることが大事p220、▽核になるのは、ドラマ、ドキュメンタリー、映画p230、(任天堂の歴史をドラマにと著者が提案し社長も話したいp231)、▽いいコンテンツを作る、内容がすべて。16〜17歳は自分の部屋でスマホで見るのが一番楽しめるのかもしれないが・・・p236、▽二つの視点で日本を見る、コンテンツクリエイトで制作できる想像力を持った人たちがたくさんいる、+様々なコンテンツを見たい人がたくさんいるp237、▽日本のドラマは世界の人たちに見てもらおうという観点で作られていないp238



{16/8/26読了、記入は27}