時局発言！ 読書の現場から

時局発言!

　面白い本がたくさんある、ということを気付かさせてくれる一冊。著者が、毎日新聞の『読書日記』や地方紙の読書欄に掲載した書評をまとめた内容だが、斎藤美奈子氏の『ちくま』連載『世の中ラボ』(p3)という、主題ごとに本を３冊選んで紹介し、世相診断にもなっているコーナーをモデルにしたとあって、その時々の社会や政治状況を反映した内容になっている。

発刊したＷＡＶＥ出版のサイト⇒ http://www.wave-publishers.co.jp/np/isbn/9784866210445/

　中には、『男性漂流』( http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/mobile?date=20160202 )など読んだことがある本もあったが、触れたことのない本が数多くあり、本著を通じて知った、読んでみたい本をいくつか以下に引用メモ。

◇『鈴木さんにも分かるネットの未来』　川上量生　著　p25

鈴木さんにも分かるネットの未来 (岩波新書)

◇『慰安婦問題の解決のために』　和田春樹　著　p56

新書776慰安婦問題の解決のために (平凡社新書)

◇『親友は、エイズで死んだ　沙耶とわたしの２０００日』　今井coco　著　p61

親友は、エイズで死んだ -沙耶とわたしの2000日-

◇『テレビ報道職のワーク・ライフ・アンバランス』　林香里・谷岡里香　編著　p113　

テレビ報道職のワーク・ライフ・アンバランス: 13局男女30人の聞き取り調査から

◇『女・東大卒、異国で失業、５０代半ばから生き直し』　栗崎由子　著　p116

女・東大卒、異国で失業、50代半ばから生き直し

◇『オープンダイアローグとは何か』　齋藤環　著　p182

オープンダイアローグとは何か

{2017/4/24読了、記入は28}