読書録

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ワーク・ライフ・バランス実践ハンドブック

日本生産性本部が出版したWLBのマネージャー用の読本で、改訂2版。わかりやすくその意義と実践についてまとめている。先に読んだ実践問答( http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20150712 )とあわせて、副題にあるとおり、「組織のイノベーションを起こす風土づくり」のためには、いま最優先で取り組まなければいけないということだろう。p26にセルフチェックがあり、あてはまるものが3以下で、自ら注意が必要なようではあった。


日本生産性本部のサイト⇒ http://bookstore.jpc-net.jp/detail/lrw/goods003829.html


◇冒頭に、これからのマネージャーに求められる視点として、次の3項目をあげているp04
1)新しい商品や技術、事業を創造できる力を高める
2)多様な価値観を持つ人々の発想と能力を最大限に活かし、組織を活性化させる
3)持続可能な働き方に向けて、心の病の防止を含めた労働環境を整備し、従業員の意欲を高める
←3つに絞ってくれると、覚えやすくわかりやすい


◇政府の報告書による定義として、2007年12月の憲章における定義を紹介p07。これは、そのサイトを以下に⇒ http://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/20barrier_html/20html/charter.html
〇〔仕事と生活の調和が実現した社会の姿〕
1 仕事と生活の調和が実現した社会とは、「★国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」である。


◇業務の見直しによる時間外労働削減への取組として8大ロスとステップが、生産性出版の『仕事力』から引用されているp31
1)<作業ロス>作業・動作:標準化マニュアル化の遅れや手作業 
2)習熟ロス:スキルや部下指導
3)<業務ロス>管理ロス:流れが悪く部門間の壁
4)工場ロス:計画なし指示待ち、情報不十分
5)停滞ロス:スピード遅れ
6)物流ロス:交通手段やレイアウト
7)<不良ロス>決定・調整ロス:会議やコミュニケーション
8)不良ロス:ミスや制度、事後処理
⇒仕事を3つに分類 正味と付帯とムダ。ムダと付帯から削減


◇実践のポイントは、20%のスキルと80%のやる気:タイムマネジメントp35〜37
⇒時間管理の基本は、1)長期目標(計画)をたて、2)達成のためのToDoリストを作り、3)優先順位をつけ、4)行動すること。
⇒先送り癖を解決するためには、期限をつけ、少しだけ小さくしてとりあえずやり、宣言する+継続


◇事例として、日本IBMは、本社事業所に企業内保育園を設置し、WEBカメラや看護士を常駐+社会貢献をWEB上のナレッジバンクで共有 年間12日間のボランティア休暇もある


{7/20読了、記入は26}