読書録

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望んでいるものが手に入らない本当の理由

望んでいるものが手に入らない本当の理由

望んでいるものが手に入らない本当の理由

副題にある通り、「マイナスを受け取るとプラスがついてくる」というテーマを、大きな字でわかりやすく繰り返し説明している。著者が「残念な本」とレビューで書かれたことについて、「物足りなさはあるけど小難しくなくてわかりやすい本」ととらえればいいと(p59,117)と紹介している通りかと思う。

著者の公式HPでの紹介は⇒ http://ameblo.jp/kokoro-ya/entry-11559412164.html

出版したぱる出版の該当ページは⇒ http://pal-pub.jp/?p=2606 各章の目次あり


悪口とほめ言葉をまずリストアップして、悪口を自分で声にだし、相手に再現してもらい、褒め言葉は相手、自分の順で声に出すという研修方法を紹介しているが、これは実際の研修でも弱点と長所として、似たようなことを体験したことがあり、気づきに役立つと当時感じたが、閉塞感を感じたら、思い起こしてやるのもいいかも知れない。


また、本著を貫く部分では、キューブラー・ロスの「悲劇の五段階」{否認→怒り→取引→抑鬱→受容}の最後の「受容」のことを、再び思い起こした。すべてを受け入れること、ができればいい。著者は「はじめに」で、本書のテーマは「受け取る」という話で、うまくいく方法は「いままでと逆」という(p11)


本著から印象に残った部分をいくつか引用
◇悩みは、「欲しいものが手に入らない」ということと、持っているものを失いたくない」という思い。簡単にいえばそのふたつです(p3)。心は得より、損の方に過剰に反応してしまう(p153)←行動経済学で出てくる何の法則だったが、を簡単に説明している印象。

◇「損しよう」このひと言に尽きるp50

◇いいも悪いも受け取る。そして、何より自分の「素晴らしさ」を認めてみて下さいp102

◇片付けられないという欠点は物持ちがいい、っていうのは自分のことみたいp115

◇禁煙など「キリが悪いところで始める、やめる」という心掛けてきた決断の方法。

◇怖れは心を不安定にし、その最大のものは「愛されないこと」

◇自分との戦いを終わらせることができれば、バラバラになっていた自分がひとつに戻り、自分らしく生きること。


テレビでもご活躍されている様子。佐川急便での19年の経験を経て、真理カウンセラーとなり、今に至るのだろうけど、本屋などでは、著者の本をたくさん見かけるようになりました。著者の本に触れたのは、今回が初めてです。

{12/1110-14}