- 作者: 情報通信総合研究所
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2011/12/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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副題が「スマート化する社会」。東日本大震災を特集し、巻末に用語集も加え、ICTを取り巻く現状と今後を俯瞰できる一冊となっている。
また、スマートテレビとして、Netflixの成功とGoogleTVの苦戦を紹介するとともに、HBOやCNNのサービス開始に触れ、最大の課題は、「魅力的なアプリケーションをいかに豊富にとりそろえるか」(p231)と指摘している。さらに日本では、著作権体系が固有で米国のような展開は困難だと予測しながらも、グローバルな動向を見据えたゲームなどの提供に期待感を表明している。また、ソーシャル・メディアとの連携は新しい能動的な視聴スタイルを生み出していると指摘している。位置情報連動型SNSやHTML5への対応など、今後の動向に目を向けていく必要がある。1998年に創刊さていて、毎年発行されているとは、知らなかった。
(目次−引用)
特集 東日本大震災とICT;
第1章 ICTを取り巻く社会のゆくえ;
第2章 モバイル端末、アプリケーションのゆくえ;
第3章 インターネットサービスのゆくえ;
第4章 ブロードバンド・ネットワークのゆくえ;
第5章 成長著しい新興国におけるICTのゆくえ;
{12/4読了、記入は14}