読書録

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50歳を超えても30代に見える生き方

50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社+α新書)

50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社+α新書)

この本を読むと、自分は長生きできないというのがよくわかる。
喫煙と食べ過ぎが続いている。タバコはいけないことが、この本では繰り返し出てくるが、どこかでは決断しないといけないのかも知れない。
また、一日三食を規則正しく、というのが大切かと思っていたが、意外だったのは、一日一食でも良いという考え方。ついつい夜はたくさん食べる機会が多いので、朝食は抜くのもひとつの手かも知れない。
独身だと男で8歳、女性で4歳、寿命が縮むというのも意外ではあった。(p19)肥満と喫煙がそれぞれ6年、睡眠の不規則と暴飲暴食が各4年ということで、これで健康年齢を計算すると、自分の年令に20歳以上足さないといけなくなる?というのは、あまりに悲劇的かも知れない。

本著の要旨として、まず著者が、ラストでまとめているところからp218:
・早寝早起き(睡眠ゴールデンタイムの活用)
・完全栄養の摂取と一汁一菜で腹六分目の食事
・薄着をして身体を内面から温める
・朝一杯の濃いめのごぼう
・たくさん歩いて電車では座らない
・スキンシップや感謝の気持ちを大切にする
ケンブリッジ大の2万人健康調査(2008年)で寿命が14年長くなる習慣はp183:
1毎日30分程度の適度な運動をする
2野菜と果物をこぶし5つ分(約300グラム)摂る
3飲酒を適度に抑える
4喫煙をしない

「いつまでも若く美しく健やかな人生」(p4)を送るための極意は、「心(精神)・美(美容)・体(肉体)」の三位一体が大切であり、「食事の内容と生活習慣を変える」(p8)ことで、ガンを予防し、若返りが実現できる。なぜならガンを起こす不摂生は、「1喫煙、2感染症、2欧米化した食事」(p82)だから。コレステロールの高い肉や乳製品はやめて、魚や野菜、大豆などを摂るようにし、それも一部でなく「丸ごと全部食べる」ことを覚えよという。


また、生き方についても示唆的な言葉がいくつかあったので引用させていただく。

p48:「人の一生は重荷を下ろしながらスチャラカで行こう」というのが私の座右の銘

p98:毎日お天道様に手を合わせ、今日生きていられることを感謝し、欲を捨てて真面目に働き、少しの食事をよく噛みおいしくいただき、よく歩き早寝早起きをする-そんな当たり前のことをしていれば、病気にはならず、なった病気も再発はせず、健康で長生きすることができます。

p145:よく生きるためによく死ぬことをかんがえる。死を覚悟して、一日一日を感謝して生きる-逆説的ですが、これがあなたの心の若さを作ってくれるのです。

p215:幸せはたくさんなくてもいいのです。「ほどほどの幸せ」が私たちに与えられた幸福の量であると受け止められれば、まわりの出来事にあまり振り回されなくなります。この「ほどほど」の意味を知ることが、心と体のバランスが取れた人間らしい生き方につながっていくのではないでしょうか。


この「ほどほど」というところになると、沖縄の「てーげー主義」や、「なんくるないさ〜」という感覚が、長生きにもつながるのかもしれないと思う。


{7/9-12読了、記入は16海の日で月祝}