読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

使える読書/斎藤孝

使える読書 (朝日新書)

使える読書 (朝日新書)

はてなに作ったこの「読書録」では、いろいろ引用を書いてきたが、この本では、「1冊の本からひとつのキーワードをいただこう」と提起している。キーワードを概念化し、重要な1文をみつければ、話をする時に使える「会話術」になり「交際術」にもなるというわけです。根本には、本は読んで「書く」ために、「話す」ためにあると考えている。この本では、「○○力」=概念化 と「声に出して読みたい1文」=引用センスを晒す という負荷をかけて「型」を示しています。(p25)


大学のクラスの学生には、「おすすめブックリスト」として、1書名 2.著者名 3.一言コメント 4.引用文1文 の4つを必ず記すルール。


また、三色ボールペンで、著者がいいたい一番大事な個所には赤で、ああまあ大事なところは青で、自分が面白いと感じたところは緑で、傍線を引く。赤と緑を引いたページは角を折っておく、という手法を紹介しているけど、僕のように買わずに借りているばかりだと、付箋を貼って代用しているわけで、やっぱり本は買ったほうがよいのだろうけど・・・ただ、この本で「声に出して読みたい1文」に絞る過程で、センスが磨かれるというのはそうだろうと思います。自分は、とにかくさまざまな情報を集め列挙するものの、ずばっとこれがという絞り込みには弱い部分があるため、今後は、この読書録ブログも、もう少し絞り込むように心がけたいものです。


また、読み方として全部は読まず、「キーワード速読法」という外科医的に、縁が深いところを読む。その理由で、「読まなきゃいけないはずの本はその本以外にも何千冊とある、その残りを見捨てておいて、たまたま目の前にある本のすべてのページに均等にエネルギーを配分するのはリスクが高い、思い込みだ」というのは、なるほど、とは思いましたが、自分には性格的にこの手法は難しいかも・・・

このほか、ブログなどで「好意的」に書かないと、読み違えの恐れが多いこと、出合い頭で読むのがいいこと(3冊に1冊ははずれ)など、参考になる話多い。最後に、「この本を読んだら、どんな本だったか、どこが面白かったか、誰かに3分間」話してみてください。仏壇でもペットでもいいから・・・それが使える読書の第一歩」と取扱説明書は結んでいたが、はてさて、またたくさん書いてしまった・・・

ちなみに、「ウェブ進化論」は、「玉石判断力」と概念化されています。

{図書館で11/23借り12/11読了、記入は19日}