読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』

2021年に『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した町田 そのこ氏の小説で、男女共同参画センターのコーナーに展示されていたので手に取る。

新潮文庫ま-60-21 で 発刊した新潮社(2021.4)のサイト↓

www.shinchosha.co.jp

サイトPRより)R-18文学賞大賞受賞のデビュー作「カメルーンの青い魚」。すり鉢状の小さな街で、理不尽の中でも懸命に成長する少年少女を瑞々しく描いた表題作他3編を収録した、どんな場所でも生きると決めた人々の強さをしなやかに描き出す5編の連作短編集。
 
印象に残った文言を下記に引用
p180:芙美「好きなとととの約束ですもの、何があっても絶対に守るわよ」
 
p185:ハナヒゲウツボは『おんこ』青いときは、オスなの。それが黄色に染まる時が来て、黄色になるとメスになる
 
p193:環「いつでも会いに来て。寂しいときや苦しいときは電話して。何でもないときでもいいよ。夜中でも、早朝でも、たくさん話そう。わたしにも沙世ちゃんを受け入れさせて」

 

 いろいろな動きがあった6月から7月にかけ、ようやく祝日で休みとなった7/18に久しぶりにこちらへの書き込みをしているが、余裕がない。
 とくに7月10日の参院選投開票の2日前、8日金曜に発生した安倍元首相銃撃事件は、その衝撃の大きさ、統一教会との関連など、日々伝えられ、ウクライナへのロシアの軍事侵攻も続く中、いったいどうすれば良いか・・・
 本著も返却にあわせてメモを数行していただけだったので、いまやかなり昔に読んだ気になるが、なんとなくやさしい気持ちになれた感触がいまも残ってはいる。
 
{2022/6/2木-14火:読了、記入は7/18月祝10:00}