読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『三体』 劉慈欣, 著 

三冊目が刊行され話題になっていた本書の第一巻を、ようやく読んだが・・・冒頭の文革から衝撃的で、壮大な構想と面白い展開。かつてアシモフやクラークなどSFが大好きだった少年時代を思い起こした。この分量がさらに続くというのがすごい。

発刊した早川書房のサイト↓

サイトPR)オバマザッカーバーグ激賞 シリーズ合計2100万部突破、現代中国最大のヒット小説:尊敬する物理学者の父・哲泰を文化大革命で亡くし、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔。彼女が宇宙に向けて秘密裏に発信した電波は惑星〈三体〉の異星人に届き、驚くべき結果をもたらす。現代中国最大のヒット小説にして《三体》三部作の第一作
 
いくつかポイントと関連URLを以下に引用
p28:レイチェルカーソン『沈黙の春』 は実在
 
p108:三体 つづいて、登録画面が表示された。
 
p191:地球外文明との接触はただのシンボルもしくはスイッチにすぎず、その内容にあかわらず、同じ結果が生れる
三体にでてくる実在するランド研究所の(たぶん)実在しない社会学者ビル・マザーズの(たぶん)実在しない著書『十万光年の鉄のカーテン』読みたすぎる
 
+ウィキ http://xn--wiki-u94fi2e.jp/?%E4%B8%89%E4%BD%93 ほぼ筋あり
 
p194:葉文潔「生命にははかりしれない価値があり、すべてが泰山のように思い存在だと思うこともあれば、人間なんかとるにたりないもので、そもそも価値のあるものなんかこの世に存在しないと思うこともあった。ともかく、わたしの人生は、この奇妙な感覚とともに、一日また一日と過ぎていって、知らぬ間に年をとっていた・・・」

 

 雄大な世界観で、映像化が検討されているとのことで、期待したい。第2、第3巻を読むことができるのは、いつになるだろう。
 
{2022/6/15水-23木:読了、記入は7/18月祝10:30}