大阪の学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる問題で、会計検査院が「値引き額の算定方法には十分な根拠が確認できない」などとする検査結果を国会に提出したが、本著は、最初に告発した木村真豊中市議による経緯や、籠池佳茂氏のインタビューなど、この問題をまとめている。
発刊した七つ森書館のサイト→ http://www.pen.co.jp/book/b287690.html
会計検査院の報告書全文ＰＤＦ→ http://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/29/pdf/291122_zenbun_1.pdf
「今回、会計検査院が検査したところ、検査の結果に示したように、国有地の売却等に関し、合規性、経済性等の面から、必ずしも適切とは認められない事態や、より慎重な調査検討が必要であったと認められる事態等が見受けられた。ついては、財務省及び国土交通省においては、今後の本件事案への対応に万全を期すとともに、次の点に留意するなどして、今後の国有財産の管理及び処分を一層適切に行っていくことが必要であるp116」
時系列的にいくつかメモ
◇2015年暮から2016年初ごろ市議気付く、工事が7月土壌改良工事で、2016年5月23日に土地登記書とる、11月末メディアに情報提供p26
◇2017年2月8日大阪地裁に一部非公開決定の取り消しを求める行政訴訟、朝日やＮＨＫ大阪大きく取り上げる 13400万円と朝日p29
◇疑惑の３日間p58：2015年9/3安倍首相と迫田理財局長面談、9/4国有地払下げについて森友学園関係者と近畿財務局会談、
9/5昭恵氏講演100万円寄付疑惑 p58
国会での論戦も行われているが、各紙の扱いも徐々に小さくなってきて、このまま終息が図られるのか・・ただ、市議が感じた「めちゃくちゃに値引きしすぎたということには変わりがない」という普通の感覚は、大事だと思う。
{2017/11/26-27読了、記入は12/2土曜}
