読書録

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世界も驚くおいしいパン屋の仕事論 「トラン・ブルー」パン職人成瀬正のたった1つのルール

世界も驚くおいしいパン屋の仕事論

世界も驚くおいしいパン屋の仕事論

 高山市を訪れた時に、このお店のことを知らなかったことが残念、と本著を読んで思う。副題にあるルールとは、「当たり前のことを、当たり前にできるようになることが大切」p175なのかと思いつつ、扉に書いてある「理想を叶えるまで、私は一ミリも妥協しない」という向上心があってこそのような気もする。
 お店の名前はフランス語で、「ブルー・トレイン」という意味で、「パン作りの道を目標に向かってひたすら走り続ける」という願いを込めたというp3。本著の巻末には、この店で修業をして独立したスタッフの店一覧も掲載されているが、関西にはなく、一番近そうなのは、福井市木田のレサンシェルぐらいか・・・機会があれば訪れてみたい。


発行したPHPのサイト⇒ https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-83384-2


 仕事論などで備忘録としていくつか引用
◇接客マニュアルはなく、「久々に会った身内や友人に何をしてあげたいか」を頭に置いて、自分が考え、自分の子t場で話してほしい…大切な人のことを思い浮かべて、「こうしたら喜んでくれるかな?今度はこうしてみようかな」と常に気を配り、考えるp21
◇(採用)まったく素人であったとしても「一緒にやってみたい」と思う人なら入社してもらう、その際に重視するのは、技術レベルではなく人柄。
◇指示を求める子は多いが、自分の頭を働かせて考えるよう仕向けている。あえて理由を尋ねるなどp106
◇逆境や重圧もまた、自分の人生には不可欠だったのではないかp118
◇お客様からのお叱りに学ぶ…災い転じて…クレーム対応で逆にお礼がp126


 本著ではまた、各章のところに、簡単なメッセージが書かれているが、その一部を引用
◇第1章 ぎじゅつを磨く〜五感を研ぎ澄まし、必要なことを見極める
◇第4章 スタッフに学ぶ〜原因を外に求めるのをやめ、自分を変えた
◇第6章 頂点を目指す〜周りに惑わされず、自分の感性を信じる


 美味しいパンが食べたくなり…あすはパンにしよう。

{2016/10/29-30読了、記入は11/6}