- 作者: 石塚由紀夫
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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TVでBC(ビューティーコンサルタント)働き方改革の紹介(2015/11/09 おはよう日本)から、ネットで大きな議論になった『資生堂ショック』。
これまでの取り組みや関係者のインタビューなどから、なぜこうした施策に至ったのかを丁寧に解説している。
言葉も、先に読んだ麓幸子氏(『女性活躍の教科書』 http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20160611 )の言葉を引用し「社会を正しい方向に変える出来事だp253」と断って、タイトルを『資生堂インパクト』としたという。
女性活躍とキャリアアップをを考えていくためには、こうした視点が必要だということがよくわかる。
日経ブック&ビデオクラブのサイトに目次あり⇒ http://www.nikkeibookvideo.com/item-detail/32076/
余裕がなく、簡単に引用メモ
◇資生堂の考える女性活躍の第3ステージは「男女ともにしっかりキャリアアップ」で、社員一人ひとりの能力向上:社員の育成、キャリアサポートなどp33
◇岩田喜美枝副社長が語る、女性活躍推進で見えてきた2つの課題
1)長時間労働の是正
2)男性の家事・育児参加
◇著者が指摘する、結果が残せない企業の女性活躍推進3つの誤解:認識を改めよ
1)子育て支援はゴールではないp227:3年育休は逆に障壁となり消える
2)女性活躍は女性の問題ではないp233:男性管理職と夫を巻き込むと加速
←女性管理職の4割がシングルで、若手が昇進・昇格意欲を失う+ダイバーシティ効果の制限にもなる
3)結果はすぐに出ないp243:資生堂でも30年、2005年に30%目標をかかげ10年で迫る
⇒p251:社員の意識改革や職場風土の改革は一朝一夕に実現できない。有効な手立てを速く打たないと同業他社に取り残されてしまうかもしれない。
{16/08/12-22読了、記入は23}