- 作者: 碧野圭
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 文庫
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なにげに手にとったが、とても面白く、泣ける部分があり、感動した。読んだあとでネットで検索すると、フジTVでドラマ化もされていたが、視聴率はそれほど高くなく、これまで知ることがなかったのが、逆に不思議に思った。
出版したPHPの関連サイト⇒ http://www.php.co.jp/shotengirl/
この出版社のサイトだけでなく、ウィキには、あらすじやドラマの配役などが、とても細かく出ているので、関心は集めたのだろうけど、本屋に毎週行く自分が気付かなかった。
電子書籍やPOP、イベント、大型店と町の本屋さんなど書店をめぐる状況のほか、女性の働き方と夫の受け止め方、正社員とスタッフなど、興味深い論点がたくさんある。
思わず胸が熱くなったのは、父親の思いを知って主人公がスクラップに涙を落としたところ。クレーム対応や本部でのやりとりなどは、半沢直樹などで感じた痛快さもあった。
売れ筋作家として、東野圭吾、宮部みゆき、佐伯泰英、有川浩などが実名で出てくるのも(p142)もなんとも楽しい。『ハチミツとクローバー』など、読んだことのない本もたくさんあって、それはそれで、これからの楽しみということか。
まだ読んでいない続編も、ぜひ読んでみたい。
(3/9-12読了、記入は13)