読書録

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下りのなかで上りを生きる

(025)下りのなかで上りを生きる (ポプラ新書)

(025)下りのなかで上りを生きる (ポプラ新書)


久しぶりに鎌田實さんの本を読む。「がんばらないけど、あきらめない」というのは、さまざまなことを経験してとても共感してきた考え方だが、この本も、いろんなことがあるなかで、元気を与えてくれる。


出版したポプラ社のサイト⇒ http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=82010250


目次はセブンネットにあり⇒ http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106379592/


印象に残ったポイントを以下、ママ引用。
◇p4:人生は結局は、生まれた直後からゆるやい下り坂にある。その長期的な下り坂のなかで、うきうきするような上り坂をいくつ、つくれるかが勝負なのだ。

◇p8:人と人のつながりが豊かだったり、住み心地がよかったり、安心ができたり、たくさんの人達が自分の夢を実現できるチャンスが与えられていたり、今までとは違う日本をつくりだすことはできるはず。

◇p26:どんなことがあってもへこたれないことが大事。悲観していても、未来を変える力にはなってくれない。行きにくい日本を生き抜くためには楽観力が必要だ。楽観する力は人生を面白くしてくれる。+p56:楽観する力があれば、どんな下りの人生のなかでも上りを生きられるのだ。

◇p94:優しさのバトンを受けた人は、さらに思いやりの温度を上げてバトンリレーをしていく。絶望的な下り坂でも、いい回転が心をあたためてくれる。+p76稼いだお金を正しく上手にあたたかく使おう

◇p102:自由主義社会に生きている以上、「差」はしょうがない。しかし、格差は大きくなりすぎてはいけない。21世紀のすべての人間にとって大切なのは「生きがい」と「絆」だ。←p98にハーバード大学イチロー・カワチ教授が3万人調査結果をもとに日本で健康で寿命が長い理由として「絆」や「格差のない社会」と説明していることを紹介。p100で、地域や社会、趣味に関心を持っていれば、定年後の自分が健康で幸せで長生きできるデザインを描けるはずと記す。

◇p124:(1/1のTV番組でカットされた部分で長野県下條村の例を引用したあと、今の政権がやるべきこと3つ→)1.行政改革と公務員改革、2.国会議員の大幅な定数削減、3.社会保障の一体改革 (熟成社会をつくるための構造改革が必要)

◇p194:生きるということは悲しみの連続だ。人は「悲しむ」心の葛藤を通して、耐える力や悩む力、相手を思いやる力を育てる。悲しい時には悲しんでいていいのだ。+p201悲しむ力を育てながら、常に現実から逃げないことが大事なんだ。


悩むことが多い中で、「絆」や「生きがい」を大切にして、前向きに歩んでいきたいものだ。


{7/1-3読了、記入は13}