読書録

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コンテンツと国家戦略 (角川EPUB選書)

・国の知財戦略づくりに関わってきた著者が、これまでの議論の流れを紹介するとともに、将来への展望などを記している。
コンテンツ政策として(2013/06/07閣議決定した基本方針)、「デジタル・ネットワーク化」と「ソフトパワー」の二本柱を打ち出したが、この方向は2010年計画で、コンテンツ=文化力、ものづくり=技術力が日本の強みP40⇒ポイントは1海外,2ネット,人材
・この選書は、なかなか面白い課題をわかりやすく取り上げてくれる。

☆出版したKADOKAWAのこの選書のサイト⇒ http://kadokawa-epub.jp/post/73395049224
http://www.kadokawa.co.jp/product/321301000232/


☆目次はセブンネットにあり⇒ http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106360861/


☆著者のブログ→ http://ichiyanakamura.blogspot.jp/


☆書論プラットフォーム「アゴラ」→ http://agora-web.jp/archives/1577321.html


印象に残ったポイントをいくつか引用
◇通信・放送の融合法制を作ろうという議論は2006年〜、改正法案は2010年に成立し、翌年地財計画2011が組まれたのは試行前、サービス層やコンテンツ層のスキームを一本化することなどp50
◇新しい課題は、炎上、ソーシャルゲーム、オープンデータp93
◇(フェアユースをテコにアップルやグーグル、FBが発展)著作権をデジタル時代に権利の処理がしやすいようなリポウをする必要があるp124⇒(韓国が流入に対し)権利処理の円滑化、翻訳コストの負担軽減、コンテンツの販売促進へのインセンティブp153、規制を考えるよr、まずはどんどん走って、そこで生き残ってきたものの中でいろんなコンセンサスを作っていくという考え方ができている=議論より成果をp204
◇『WIRED』タブレットに特化したつくりで紙よりいいという印象p132
◇放送とネットにソーシャルサービスが組み込まれたとき、グーグルやアップルはテレビ画面も奪いに来る、放送や通信の会社とバトルが始まるp145
◇公共放送は、その国で知的財産の面でどう戦略を立てていくかということを総合的に考える
◇「“知的財産をその強みとして世界のリーダーシップをとっていくべきである”このような覚悟を我々としてきちんとできるかどうか。それが問われる場面に来ていると受け止めています」p229結語

{12/19-24読了、記入は26}