読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

伝え方が9割

伝え方が9割

伝え方が9割

ここまでノウハウを開陳していいのか、と思うくらい、どうやったらコトバが人に伝わるのかという技術を、わかりやすく説明してくれている。そのポイントをまとめた手帳にはさめるよう切り取り可能な超縮小版1枚がついている、というのもこれまであまり知らない手法で、読む相手に配慮されている。最近の本のランキングを見てもコンスタントに売れているのもうなづける。手元に置いておきたい一冊。


内容については、目次や著者の紹介が
◇出版したダイヤモンド社のサイト⇒ http://www.diamond.co.jp/book/9784478017210.html
に、結構詳しく出ている。


改めて超縮小版からポイントを、下記引用。
◇「ノー」を「イエス」に変える技術:3つのステップ
1.自分の頭の中をそのままコトバにしない
2.相手の頭の中を想像する
3.相手のメリットと一致するお願いをつくる
→デートしてほしいといわず、初めて+イタリアン好きなら、驚くほど旨いパスタで


◇「イエス」に変える「7つの切り口」
1.「相手の好きなこと」
2.「嫌いなこと回避」:芝生に入ると農薬の臭いがつきます
3.「選択の自由」:どっちの店がいい?←27朝のあさイチで、子どもに勉強させる手法の極意もこれ
4.「認められたい欲」:企画がささる、お願いできない?
5.「あなた限定」:他の人が来なくても〇〇さんだけは来てほしい
6.「チームワーク化」:いっしょに勉強しよう
7.「感謝」:いつもありがとうございます。領収書お願いできますか


◇「強いコトバ」をつくる5つの技術
1.サプライズ法──超カンタンだけど、プロも使っている技術
→そうだ 京都、いこう:冒頭に驚くような言葉
2.ギャップ法──オバマ氏、村上春樹氏も使う心を動かす技術
→これは私の勝利ではない、あなたの勝利だ:前半に正反対のワード
3.赤裸裸法──あなたのコトバを、プロが書いたように変える技術
→くちびるが震えている。あなたが好き:冒頭にカラダの反応を想像
4.リピート法──相手の記憶にすりこみ、感情をのせる技術
→きょうは暑い、暑い:繰り返す
5.クライマックス法──寝ている人も目をさます、強烈なメッセージ技術
→ここだけの話ですが+私はカレーが好きです:いきなり伝えたい話をせず、クライマックスワードから始める


著者が言うように、これは言葉の使い方だけではなく、どう生き、コミュニケーションをしていくか、という基本的なことなのかもしれない。「人生が変わります」という言葉も、そういう面もあるだろうと感じました。あとは実践にどう生かすか、ということではありますが。


{5/19-20読了、記入は28}