経営学入門 下

経営学入門[下](第2版) (日経文庫)

なぜ日本の家電業界の経営が厳しくなったのか、これからどうすればいいのか、という関心があり、この分野についてもう少し知りたいと、いきなり下巻から読んだが、経営学の流れがわかりやすくまとめられていた。

出版社の日本経済新聞出版社のサイトに目次など掲載されているので、リンク先を表示⇒
http://www.nikkeibook.com/book_detail/11283/

製品ライフサイクル論により、成長の持続を図るため、「アマゾフの成長ベクトル」(p15〜）として、マトリックスを使って説明しているのは、わかりやすい。

顧客／市場　既存　　１市場浸透　　３製品開発

　　　　　　新規　　２市場開拓　　４多角化

　　　　　　　　　　　　既存　　　　　新規
　　　　　　　　　　製品／サービス

この多角化はさらに細分化され、従来と同じ垂直的統合、同一タイプの水平的統合、などのマトリックスも示されるのだが、マトリックスを使った説明というのは、他にも応用できそうだ。

また、３Ｍの「汝、新製品のアイディアを殺すことなかれ」という価値規範で、ベンチャーチームを結成し、一定の売り上げがあればプロジェクトに昇格していくというシステムは、興味を覚えた。

{11/3-9読了、記入は15}