読書録

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ビジュアル仕事がうまくいく会話スキル

話したり聞いたりすることに、イマイチ感があり、手に取ってみる。
この日経文庫シリーズは、コンパクトに要旨がまとめられていて、これだけできれば大丈夫だろうけど、それがなかなかうまくいかないのが実情だ。
扉とp19「3ステップで会話の目的を果たす」にある、
Step1 相手の話を「聴く」ことで信頼関係を創る:≪信頼構築≫相手への集中
Step2 質問力を駆使して本質を「訊く」:≪相互理解≫フレームの共有化
Step3 上手に「伝える」ことで目的を果たす:≪行動促進≫メッセージを届ける
をベースに、ロジカルシンキングで出てきた、ツリー、プロセス、マトリックスの各型で議論を見える化することなど、
文字ベースで理解しても、実践できないと、どうにもこうにも、困ったものだ。実践・経験を積むしかないのだろうけど。


メモしておきたい項目を以下に引用。冒頭の番号は本著の項目番号から。
序章 会話スキルの基本;
8:傾聴スキル5つの要素:1.受容、2頷きあいづち、3.繰り返し、4.要約、5.明確化
11:伝える構成(順番):1.大きな話から小さな話へ、2.順序のあるものはそれに従う、3.典型的なパターンいあわせる、4.相手が聞きたいことから話す
12:話の要点は3つにまとめる:トレーニングとして箇条書きメモ、ロジックツリーメモ


第1章 社内での会話スキル;
24:後輩に上手に注意する→気づきを与える方が効果的、悩むから考えるへ導く方向づけを
◇使えるひと言:「それでお客さんが喜ぶと思う?」


第2章 社外の人との会話スキル;
37:話の内容を上手に組み立て“できる感”を与える:期待値を上回る=提出期限より1〜2日前に提出する
◇ひと言:「Win-Winの落としどころをいっしょにさぐりましょう」


第3章 会議・プレゼンでの会話スキル;
40:いい会議の要諦は、参加者一人ひとりが建設的にディスカッション、モチベーションが高まる、意思決定しアクションにつながる
41:戦略的な会議の例:トリンプ・インターナショナルのMS会議は、1つの課題に3分程度、議事録は1時間以内に全員にメール。キャノンの発散&収束会議は、目的ごとに実施し、その場で考えず仮説を持ち込むのがルール
◇会議では、1.カスタマー・フォーカス、2.ゴール・オリエンテッド、3.データ・オリエンテッド、4.ディスカッション、5.アカウンタビリティ
47:フレームワークで議論を「見える化」する
52:プレゼンス:「好きな言葉」を意識する→志が強いほど人を動かすパワーがある⇒自分の信条や仕事への姿勢を見つめ直す:愛読書や名言
55:デリバリースキル2:センテンス、句読点を意識して話す⇒短いセンテンスだと伝わりやすい
◇ひと言:(議論がわからなくなった時)「重要度と緊急度を考えてみませんか」「強み、弱み、機会、脅威から分析してみましょう」


第4章 シーンごとの会話;
60:心が折れそうになっている人との会話⇒心にひびく癒しの会話は、行為ではなく存在そのものを認める=「頑張っていることはみんなわかっているよ」
62:怒りがこみあげたときの会話⇒感情はしまいこみ、事実のみを整理して伝える
67:無理難題を言われたとき⇒アサーティブで対応する:4つの柱=誠実、率直、対等、自己責任


{1/29読了、記入は2/1}