- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (143件) を見る
著者の作品は、結構読んできたが、登場人物や舞台が、相互に絡み合っている。相方に面白いよと勧めたら、チームバチスタの栄光から順に読んでいくのがいいといって、この本が二番目に読むと良いと貸してくれた。碧翠院桜宮病院や姫宮さんが登場するのはこの巻で、確かに他の本で登場してきたが、どんなことがあったのかは、読まないと分からないのだろう。医療行政への警告を含め、ストーリーも面白い。相方が下巻の読書中で、終わったらまた貸してもらおう・・
p181:すみれ「現在の行政の原則は、経済効率が優先されているから、その裏で弱者の切り捨て作業が進行している。その原則を医療現場に適用すると、真っ先にヤリ玉にあげあれるのが、終末期医療、救急医療、産婦人科や小児科、そして死亡時医学時検索などの、金喰い虫や縁の下の力持ち、という特殊な分野なのよ」
{10/27-28読了、記入は11/1}