読書録

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朝イチでメールは読むな

仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! (朝日新書)

仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! (朝日新書)

副題にある通り、「仕事ができる人」に変わる習慣を、自らのキャノンでの体験をもとに、各章のテーマごとに、あわせて41項目を挙げていく。タイトルもその一つで、なるほど朝に方が頭が明晰で仕事が早く進むのかも知れないが、これはちょっと真似るわけにはいかない。これから仕事ができるようになるかどうかはともかく、人と人がコミュニケーションをとる社会では、これらの習慣の中では、「相手の立場にたって考える」ということについて、肝に銘じておきたいと思った。レーガン元大統領の選挙参謀やヘンリーフォードの言葉としても紹介されていた。(p64)

また、部下をやる気にさせる方法として、上司が身銭を切って景気づけをするということが紹介されていたが、「飲みにケーション」があまり喜ばれなくなった今、どこまで通用するだろうか?キャノンでの「自覚、自発、自治」の「三自の精神」に、「自腹」を加えた「四自の精神」というのは面白い言い方だ。(p114)

著者が社長をつとめるキャノン電子で、5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)という言い方や、小さなルールでも守らないと厳しいという方針のもと、前向き駐車を三回破ったら解雇というルールで実際に辞めさすという(p116)職場というのも、いろいろ工夫されている。社内会議では、基本は立ちながら話をするというのも、驚きではある。(p197)

また、よく目にする、山本五十六の言葉が引用されていたので、これを機会にメモ(p163)
「やってみて、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ」

さて、どこまで習慣として身に付くことだろう・・

(目次-引用)
序章 人間の能力は何で決まるか?;
p27:「考え方」一つで決まる。能力を伸ばす考え方は、1.素直に人間を学ぶ、2.やればできると考える、3.どんな仕事も前向きに捉える、各習慣


1章 時間・仕事を管理できる人、できない人の習慣;
→4.目標と締切日時をセットで書き出す


2章 上司とうまくやれる人、やれない人の習慣;
→11.相手の立場にたって考える、12.損得抜きで人に親切にする


3章 部下をうまく動かす人、動かせない人の習慣;
→25.大事なことは回覧する


4章 情報収集・整理・アイディア出しがうまい人、へたな人の習慣;
→27.常に書き留めて、振り返る、30.技術人脈マップ、31.時系列で、適宜捨てる


5章 勉強して自分を伸ばす人、伸ばせない人の習慣;
→33.高校の教科書で勉強、34.レポートを書いてまとめる


6章 交渉に強い人、弱い人の習慣;←11.12.


7章 会議を活かす人、活かせない人の習慣;
→38.会議の目的を明確にし、理想は1会議1テーマ


8章 チーム・工場をうまく動かす人、動かせない人の習慣;←25


9章 打たれ強く出世する人、しない人の習慣;
→41.「困っている人は助ける、人を裏切らない、手柄を独り占めにしない」の三つの習慣


{2/14-16、26記入}