読書録

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 残念な人の仕事の習慣

残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)

残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)

この著者の「思考法」の方がベストセラーになっていたが、小気味よく事例や教訓が紹介され、なかなか説得力はある。
残念な人は、作業の効率性が悪いという面だけでなく、自分以外との関係性の中で物事を見れない=人との関係性が悪いということが問題だという。

トラブル処理によって、機会損失が生じるから、リスクマネジメントこそが利益である、とか、メールの出し方、節約するなら3%より30%でとーんとやらないと意味がないなど、普段感じていることが取り上げられ、納得する。

「仕事」とは、自分以外の他人に価値を提供することで、その額の多いか少ないかは問題ではなく、現在やっている仕事に面白さを見出すことの重要性や、「仕事」と「遊び」のバランス感覚が大切だと訴える。著者は遊ぶために仕事、と言っているが、そこまで割り切るのも難しい。


(目次−引用)
第1章 ビジネス編―できる人がやっている「乳してトク取れ」方式
・非効率な仕事を頑張らせない;
・「朝食無料サービス」で利益が増えたゴルフ場;
・勉強は、お金を「払って」するのではなく「もらって」するもの;


第2章 コミュニケーション編―残念なメールは金曜夜にやってくる
・昼間から疲れを想起させてはいけない;
・「どう思う?」と質問する残念な人;
・残念な人には「たとえば」がない;
・メールは良い話と事務連絡、悪い話や相談は対面で;
→(p86:良いラベル)報告、連絡、相談、依頼、質問


第3章 時間の使い方編―残念なタクシーに乗り込む残念な客
・残念なタクシーに乗る人は、残念な時間を使っている人;
・トップ1%の運転手が実践するサービス業の真髄;
・18時に終わって何をするのか;


第4章 働き方編―二流は「単純作業」と嘆き、一流は「実験の場」と喜ぶ
・華やかなプロゴルファーの退屈な日常;
・仕事は飽きるが、ゲームは飽きない;
・それでも、仕事を楽しむ;
・1年前と同じ仕事をしている残念な習慣;


第5章 イノベーション編―もしも書店から会計レジがなくなったら…
・他業種の仕組みを盗む「ベンチマーク」の習慣;
・レジ袋で2円引き;
・節約し続けると、必ず「節約疲れ」が起こる;


{5/15-17読了、記入は22}