読書録

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ヘッジファンド

小説ヘッジファンド (講談社文庫)

小説ヘッジファンド (講談社文庫)

Dファンドのボス、高城智子と銀行員からファンドへ転身した岡田隆之を中心に、市場を舞台にした物語は、スピード感溢れながら展開していく。

あとがきにも書いているが、「市場のことは、市場に聞け」と実際のディーラー体験から言われた言葉が、小説の端々にも生きている。

ボスはラストの方で、きわめて性善説 かつ 日本という国を愛する日本人という描き方がされているが、市場というのは、ここまで綺麗なものなのだろうか?

著者のペンネームの真音が、Mine(買った)という言葉に由来することを、この本で知った。

{7/29まとめ記入、簡易メモ}