読書録

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『著作権とは何か』 福井健策 著

著作権とは何か―文化と創造のゆくえ (集英社新書)

著作権とは何か―文化と創造のゆくえ (集英社新書)

著作権についてわかりやすく教えてくれた一冊。

この読書録では、「引用」という形で本を紹介させてもらっているが、その点では大丈夫なのかとは思うが、主従関係があるかというと、たまに逆転しているような気がしないでもない。

アイディアと表現の境目や、パロディなど、なかなか簡単に線が引けない課題もあることがわかった。


p27:創造性、つまりオリジナルな独創的な表現でなければ著作物ではない
p32:埋もれた事実に光を当てても事実である限り著作物ではない→アメリカ法ではスウェット・オブ・ブラウ額の汗の問題という。
p33:アイディアは自由に使用できる。それに肉付けした具体的な表現は著作物として作家が独占できる。→アイディアと表現の境目は?
p55:著作権は権利の束・・一覧
p71:著作者人格権に含まれる権利・・公表権、氏名表示権、同一性保持権、名誉声望保持権
p88:72%の一致率で似すぎていると判断・・どこまでも行こう と 記念樹
p123:著作権者の許可がいらない場合ー著作権の制限規定
p152:最高裁は引用について、1.引用して利用する作品と引用されて利用される作品とが明瞭に区別され 2.両作品の間に主従の関係がなければならない
p154〜チーズはどこへ消えた? と バターはどこへ溶けた? 東京高裁は著作権侵害を認める
p180:明瞭区別性と主従関係が認められれば、引用は許される

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