- 作者: 菅直人
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: 新書
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参院選の結果がねじれて、菅総理にどのような打つ手があるのか?
民主党代表戦を控えて党内にもいろいろな動きがありそうだが、
これまで菅総理の著作を読んだことがなかったので読んでみる。
官から民へという理念についてはわかるが、制度論というか手段であって、
そこで何ができるのか、今の状況を見ると逆に厳しいのではないかと思えてしまう。
とりわけ、目玉としていて本著でも熱く語られる「国家戦略局」の実現が厳しくなると、
「制度疲労を起した官僚内閣制」に代わる「大改革」は果たして実行可能なのか。
エイズ問題や集団食中毒で発揮した市民感覚のパワーとリアリストとしての粘り強さを
これからも見せてくれるのだろうか。
{7/29に久しぶりに記入、簡易メモ}