読書録

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『落ち込んだ5分の過ごし方』 大美賀直子 著

落ち込んだ5分の過ごし方―毎日楽しく働きたい! (1day change K)

落ち込んだ5分の過ごし方―毎日楽しく働きたい! (1day change K)

働く女性に向けて嫌なことも気が楽になる心の持ち方を紹介した内容だが、男にも参考になる。
気が合わない人も一人はいるもんだと思ってフラットに接することや、怒られた時は相手の言葉の内容に耳をすますこと。平日は仕事に、休日は自分に時間を使うこと、などノウハウが紹介されている。

このうち、使える言葉だと思ったのは、『「ライス」ワークと、「ライフ」ワークを混同してはいけません』(p91)というところ。仕事がつまらなくてやりがいがないと感じても、働くことの本当の意味に気付いて、「今稼ぐのは将来のため」ということを忘れるなと説明している。コツコツ続けていれば、二つが結びつくこともあり、長い目で取り組もうというのは、確かにそうだと思う。養老さんの働くことは穴を埋めることという論も思い起こしながら、夢や理想がこの年になってなかなか難しくなってきたなかでも、なんとか進んでいこうと思う。

もうひとつ、息子の机周りを見ていてまったく整頓せず、ぐちゃぐちゃになっているのだが、これをきちっとするようにいっても全く駄目。ここで強く言うかどうかを思案して、結局は自分のように整理整頓が気になってばかりでもいけないかなあと今は思って我慢しているが、この本で、一般論として、整頓派は物事を秩序だててきちんと管理して計画通りに行うことを好むが、整頓しない派は決められたやり方に縛られず、沢山の資料に囲まれそれらにインスピレーションを受けながら仕事を進めることに喜びを感じるとある。(p55)結果さえ出せばいいというのが著者の主張ではあり、確かに、これからの世の中、きっちりとしているだけでは乗り切れないと思うから、ここはやっぱり、整理整頓できていなくても強く言わない方がいいか・・と思ったりする。

{フォーラムで借り2/4読了、記入は2/13簡易}