- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/03/17
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 34回
- この商品を含むブログ (40件) を見る
著者は、税金の申告漏れを指摘されたことが報道され、現在、一般から厳しい視線にさらされている。
この本を含めて、きっちりと分析できる、それこそ男脳の直系のような印象を受けるが、税務申告を忘れていたというのは残念。
脳が喜ぶようなことがしたい・・
(扉ー要旨)
人は無意識のうちに、他者の「顔」からその心を読みとっている。人間は中身であると言いながら、見た目の美しさに魅了されたり、内面を外見から類推したりしている。顔は心の窓であり、見た目は対人コミュニケーションの鍵なのだ。
化粧を通じた画期的な研究によって、自分の見た目を装うことの重要性が明らかになってきた。鏡に映る自分を見つめ、形作っていくことは、他者の視点から自己を見つめることにつながる。そして、そのことが社会的知性を育む。
人は誰もが外見を装い、内面にも化粧をして生きている。化粧を通じた新しい知見から、人間の本質が見えてくる。
(目次ー引用)
第1章 顔は口ほどにものを言う(顔とコミュニケーション);
p38:人間の本質は、他者とのコミュニケーションをする社会的知性に表れる。
第2章 化粧は鏡であり、窓である(化粧の脳科学);
p66:人間には他者とのいきいきしたコミュニケーションが必要であり、コミュニケーションこそが脳を活性化させ、人生を豊かに、充実したものへと導いていく。
第3章 美女と野獣(美の進化論);
(人間関係を中心に据えて自分の存在を構築する女性と、抽象的・論理的思考が強くシステム分析をする男性『共感する女脳、システム化する男脳』サイモン・バロン=コーエン/三宅真砂子訳)
第4章 饒舌と沈黙のあわい(秘密を抱く女は美しい);
第5章 そして世界は、明るくなった(メタ認知と自己批評);
p122:マスメディアが情報を整理し、秩序立て、あるいは飼いならしてきた時代は終わった。
鏡や化粧を通した自己認知(恩蔵絢子);
特別座談会 「化粧を生きる」という視線
{地区センターから借り12/9読了、13記入→BSで消滅→作業}