- 作者: 辛淑玉,野中広務
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 新書
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田母神元航空幕僚長がネットなどでよく登場するようになった昨今、野中広務元官房長官が辛さんの質問に答えて語るこの本の内容は、とても重く、また共感できる部分がある。かつての戦争への評価とアジア諸国とのかかわり方、残されている問題を解決したいという発言には、故後藤田副総理と同じような時代を生きてきたがゆえの『思い』を感じた。差別とそれを乗り越える力、思いやりを感じた箇所の何か所で、琴線に触れるところがあった。
(目次ー引用)
第1章 差別は何を生むか(昭和という時代と差別;部落出身の男とは ・・);
第2章 差別といかに闘うか(関東大震災における虐殺;軍隊と差別 ・・);
第3章 国政と差別(阪神淡路大震災と差別;オウム真理教事件と破防法 ・・);
第4章 これからの政治と差別(ハンセン病訴訟で国が控訴を断念;人権擁護法案 ・・)
{フォーラムから借り12/8読了、記入は12作業}