読書録

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『迷惑メールはだれが出す?』 岡嶋裕史 著

迷惑メールは誰が出す? (新潮新書)

迷惑メールは誰が出す? (新潮新書)

あるメールアドレスには、迷惑メールが多すぎて、ほとんど見ることなく削除するようになってしまったが、この問題について知見を深めようと借りてみる。

オプトインやオプトアウトという考え方については知らなかったので、登録や設定をするときに、「未承諾メール」という項目がある意味がようやくわかった。逆に、ポータルサイトによっては、くじや懸賞などでひきつけて、広告メールの受領に合意を求めてくるのは、こういう制度的な背景があったのだと知る。これまで、プレゼントやポイント欲しさにokを出すことが多かったが、迷惑メール対策をするには、ここでぐっとこらえないといけないのだろう。

それにしても、本当に迷惑メールが多いのには、辟易とする・・



(扉ー要旨)
見知らぬ相手から、なぜ次々に怪しいメールが届くのでしょうか?あなたのメールアドレスが、どうして世界中に知れ渡ってしまうのでしょうか?迷惑メールを送ると、一体誰にどんな利益があるのでしょうか?そして、この無差別なメール攻撃はどうしたら防げるのでしょうか?企業の通信システムを麻痺させ、人心をも破壊する迷惑メールの全貌を解明し、現代のネット社会の闇に迫ります。


(目次ー引用)
第1章 天災より恐い迷惑メール被害―全世界の1日のメール数は約1530億通。うち迷惑メールが85%!;


第2章 なにが迷惑なのか?なぜ迷惑なのか?―迷惑メールのルーツを探る。国や法律はどこまで守ってくれるの?;
p25:スパムメールは、モンティ・パイソンのコント「SPAMしか置いていないレストラン」というネタ。SPAMを客が連呼する。

第3章 メールのメカニズムを知る―メールはどうやって送受信を行うの?そのシステムに潜む落とし穴!;
p54:ネットのサーバーで、200番台は正常、300番台は続きをお願い、400番台は一時的なエラーが発生、500番台は致命的なエラーが発生 の意味


第4章 誰が出すのか?なぜ送るのか?―なぜあなたのアドレスがわかるのか?真犯人をついにつきとめる!;


第5章 迷惑メールを防げるか?―無差別攻撃は、なぜ行われるのか?防御のための知恵を明かす。;
p122:POP BEFORE SMTP だと、メール送信が最初では認証に失敗するケースあり


第6章 秘伝・迷惑メール対処法―もう悩まされないために…迷惑メールよ、さようなら!
p145:正規を迷惑に判定をフォールスポジティブ、迷惑を迷惑ではないと判定するのをフォールスネガティブで、ネガティブを起こさないように気をつけるのがセキュリティシステムの構築
p152:オプトイン=承諾していない人に広告メールを送ってはいけない、オプトアウト=未承諾で送っていることが明示してあり迷惑だと感じた場合に拒否できる仕組みが整っている条件で広告メールを送ってもいいとする考え方(日本で従来)
p162:アドレスが表示される演出がされても、動揺することはない。IPアドレスやポート番号は必ず伝わる基本的情報だから。

{図書館から借り9/15読了、記入は23}