読書録

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『上司とうまくいかないと思ったときに読む本』 大串亜由美 著

上司とうまくいかないと思ったときに読む本

上司とうまくいかないと思ったときに読む本

「上司がイライラするのは、遠回りであいまいで、何が言いたいのかよくわからない話や、よけいな説明・言い訳が多くて長い話」(p59)をしてしまうことがどうも多いようで、最近も叱責された。まさにこの通り「わからない」とのことで、かつ「主語があいまいだからだ」との具体的指摘も。
深く反省しつつも、同時に自己嫌悪気味になり、上司と距離を取りたくなるような行動にも陥りやすいが、ちょうどこの本を読んでいたので、それではいけないと自分を奮い立たせて、改善に向けて努力をしようとはしているが・・・行動がついていかないところもあり、なかなか難しいものだ。
「上司にYESをもらう、NOという、アピールする(p122)」の三つは、仕事とをスムーズに進めていくために必要なスキルで、「上司が気持よくYESと言ってくれたり、チャンスを渡してくれるように努力するのは、あなた自身のため。一日の長い時間を過ごす場所を、少しでも居心地よくするためです」(エピローグp196)という言葉を肝に銘じておこう。


(目次-引用)
プロローグ
p4〜「アサーティブ・コミュニケーション」をベース・・人権尊重の視点・思想から生まれたコミュニケーション理論で、・・“自己主張する”という意味です。・・「してほしい」「やめてほしい」と言ってOK。


第1章 上司から気持ちよく「YES」をもらう―大切なのは、あなたの仕事を前に進めることNOと言われてもいいんです!(YESがもらえない人の5つのタイプ;タイプ別「YES」を引き寄せるキーワード ・・);
p26;感謝の言葉で会話をしめくくる。
p27:5つのキーワード 1.相手が大事に思っていること、2.お互いが近付けるポイント、3.負けない交渉、4.キャッチボール、5.感謝の言葉
p28〜準備の4つのポイント 1.自分の「WHAT」と「WHY」を確認する、2.上司の「NOの理由」を払しょくし、「YESの条件」をクリアする、3.「質問」を用意する←相手が大事に思っていることを確認する+自分に足りないものわからないことを教えてもらう、
4.NOを恐れないこと
p37:(話の切り出し方で忙しいところすいませんが、ではだめで)「感謝」「上司の関心事」「今日の本題」のステップを短くかつ一つ一つを双方向のキャッチボールにすることが大切
p42:100をどれだけ減らしてもらうかの交渉ではなく、50をどこまで持ち上げられるか、という話にもっていきましょう。
p46:感謝、報告がこまめな人は、上司にとって応援しがいある部下。


第2章 言いにくいことをキチンと伝える―言えない理由は何ですか?「できない」と言ってもいいんです(「言いにくい…」を払拭する5つのカギ;言えない理由がわかれば話は早い! ・・);
p59〜(イライラさせてわからない話をするのではなく)単刀直入、明快に、手短に話せば、ちゃんと聞いてもらえます。「○○の件で、大至急ご相談したいことがあります。厄介なトラブルです。5分、時間をいただけませんか」・・・まずは用件を整理して、できればメモにしておきましょう。伝えるべきポイントが絞れてさえいれば、落ち着いて話せます。
p62〜上司をがっかりさせない「お土産トーク」次の展開につなげる。5つの引き出し、1.条件を提示する、2.代替案を提示する、3.次の機会を明示する、4.他のリソースを紹介する、5.軽々しくYESを渡すことの、相手にとってもデメリットを説明する。←条件つきNOだと、がっかりするし、やる気がなさそうに聞こえる。
p82:マイナスの情報が下から上へ正しく、スピーディーに流れているかどうかは、会社の力量を示すバロメーター。
p87:ちょっと目線を変えて、上司の目線で普段の自分や自分の仕事を見る習慣をつければ、きっとラクにつきあえるようになるはずです。・・上司を大事にする。「言いにくい」を払しょくする最大のカギは、ここにあります。


第3章 自分をもっと評価してもらう―無意味な謙遜はやめましょうズバッと言ってもらったほうが上司もラクです(自己アピールが苦手な人の5つの誤解;・・);
p95〜すがすがしい自己アピールの5鉄則、1.声に出す、2.謙遜しない、3.事実を伝える、4.売り込まない。買いやすく、5.相手にメリットにからめて伝える。
p98〜(ネタがなければアピールできない・そのための準備の3つのステップ)1.自分の強みを棚卸しする。2.今の自分の旬のネタを考える、3.セールスポイントをアピールポイントに加工する。
p103:上司の優先順位をつかむコツ・・キーワードや仕事を頼まれたときの「急いで」「わかりやすく」「新しい目線で」という一言を拾って「お急ぎとおっしゃっていたので・・一日早く仕上げました」「わかりやすい資料にしたいということでしたので・・書式や文字の大きさを変えてみました」などと冒頭に添えてみる。自分なりに配慮・工夫した点やその理由を、相手のキーワードにからめて報告する。
p106:★報告のアピールは先手必勝。「あれどうなった」と言われる前に、自分なりに考えて、先に動いて、その成果・配慮をひと言で伝えるトレーニングをしましょう★。
p108:「ファイル整理とくいです。お手伝いできるものがあれば言ってください」「この分野は興味があって自分でも少し勉強しているので、資料が必要ならおっしゃって下さい。集めてみます」など、★自分の興味・関心、特技や得意をアピールしておけば、やりたい仕事、得意な仕事を振ってもらう呼び水にもなります★。
p111:上司が評価レポートを書く際の材料として、メモを取りやすいアピールになっているか、考えてみましょう。短くひと言で数字や固有名詞を盛り込んで渡せているか。成果・影響をパッとイメージしてもらえるような話しになっているか、が、チェックポイントの一つです。
p113:(目標が達成できなかった理由は、)自分なりに考えた工夫・対策を伝えること。手ぶらで行って、できなかった理由ばかり並べれば、それは言い訳になってしまいます。
p119:評価も交渉ごとも、「GIVE&TAKE」ではなく、「GIVE&GIVEN」こちらがきちんと評価していれば、相手からも評価してもらえるもの。


第4章 上司に頼みごとをする―頼られるのは、上司にとっても意外にうれしいものです(「こんなことを頼んでも…」いいんです!;場面別スキル‐1 ・・);
P127:上司を動かすということは、仕事にレバレッジ(てこの原理)を効かせるということ。・・一人でやるより効率よく、ラクに仕事を進めることができます。
P129:仕事ができる、任せておいて安心と評価されている人は、こまめにホウレンソウ(報告・連絡・相談)しています。
P153〜話を「聞いてほしい」を切り出すときの5つの鉄則、1.感謝やプラスの報告から入って、相手の耳の穴を開かせる、2.用件はストレートに切り出す。謙遜、言い訳、よけいな前置きは現金、3.要件の緊急度、重要度を伝える、4.話を聞いてもらうタイミングは相手に決めてもらう、5.感謝の言葉で会話を締めくくる。
P140:(手ぶらでも自分で全部整えてもだめで)最後に上司が手を入れられる場所を残しておくのがポイント。
P146〜モチベーション・タイプ類型エドガー・H・シャインによる:上昇前進志向、安定志向、バランス志向、チャレンジ志向、フリー志向、志向ごとによってやり方に工夫を。
P154:自分のやりたいことを実現するためにも、話を聞いてもらったり、上司を動かすことが大事です。そのための黄金ルールをきめておきましょう。、


第5章 上司の“迷惑行動”にモノ申す―我慢する必要はありませんでも、「言わない」という選択肢もアリです(上司の性格は変えられないけど、反応は変えられる;迷惑その1 逃げる上司、決められない上司 ・・)
p170〜(言葉にトゲがある場合は抜いて言い換えてあげる、漠然としたとげは素直に質問してみる)
p188〜超マイナス思考の上司には、1.聞き流す、2.目線を変えて、具体的なアクションを示してあげる、3不幸勝負にもっていく


{フォーラムから4/6借り4/13読了、記入は16.18}