読書録

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『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

最近、小説を読んでいなかったが、新刊として入っていて、タイトルおよび本屋大賞2位というところにひかれて借りて読む。
普通ではありえないことのようなのだけど、主人公の「先輩」と彼女とのすれ違いとやり取り、かつて感じていたような淡い思い、いろいろ思いめぐらすことが多かった。かつて住んだことのある京都の地名や風景も脳裏に浮かび、楽しく感じた。


それにしても、タイトルをはじめ、独特の語感の楽しさがある。

p65、p308:「夜は短し、歩けよ乙女」李白さんは言いました。/偽電気ブランをお腹に入れながら、私は無性に楽しくてなりませんでした。

p79、p147:恥を知れ、しかるのち死ね。

p235:神様も我々も、どいつもこいつも御都合主義者だ

{地区センターで2/21借り28読了、記入は3/6}