読書録

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『総理の辞め方』 本田雅俊 著

総理の辞め方 (PHP新書)

総理の辞め方 (PHP新書)

戦後から今までの歴代総理のについて、そのプロフィールや実績、辞め方、その後まで、それぞれ短くまとまっていて、まもなく解散・総選挙という事態になりそうなだけに、平成元年の山が動いた時のことや、細川非自民政権の発足、などいろいろ思い出されて興味深かった。
まえがきでは、辞め方の6類型 1.美しき 2.淡白な 3.結果責任による 4.未練のある 5.再起を目指した 6.流れに逆らえない としていたが、本文は時系列で流れていくので、どちらかというと歴史を辿る形となっていた。

この本の中で、田中角栄氏が5歳の一人息子を、大平正芳氏が26歳の長男を亡くし、友誼の関係にあったということを知った。田中が子飼いの議員をかわいがった背景でもないかと著者は指摘しているが、大変だったんだろうなあと、改めて思う。

今は政治の危機と言われるが、それぞれ時代に応じて、個性が発揮され、つながってきているのだろう。

さて次の総理は誰になっているのだろう?

{地区センターで10/05借り15読了、記入は16:分類312}