リスクマネジメント構築マニュアル―法改正によるリスク増大に対応する 内部統制強化による危機管理の進め方 (かんきビジネス道場)
- 作者: 茂木寿
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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「内部統制強化による危機管理の進め方」との副題の通り、難しいリスクマネジメントについて、図表を用いながらわかりやすく解説してくれている。
また、欧米企業に比べて日本では危機管理能力が劣るという通説に対して、大地震などで倒産した企業はなく、いざという時はかけつける社員がいて、むしろ帰属意識が高い「人」が集まることや、ジェネラリストが多く汎用性がきくという点など考えると、むしろ能力が高いと喝破している。
そのリスクマネジメントで最も重要なことと質問されたら、、
1.スピード 2.透明性 3.公平性 4.想像力 の4つを答えることにしているという。(p267〜)
そして、体制の構築には、経営者の主体的な関与が必要で、地道で長期的な活動が求められるとしている。(〜p268)
あと、危機管理対策本部の行う情報の収集・分析は、(p216〜)
1.収集 2.記録 3.評価 4.分析 5.総合 6.判定 の6項目からなり、収集手段を多様化し、「悪い情報」を意識的に集めることが必要だと指摘している。
{図書館で10/5借り16読了:分類336}