- 作者: 養老孟司製作委員会
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2007/01/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本著では、9つの質問に対して、二人が回答しながら、幕間に養老さんの考え方を挟み込む構成になっている。
1.ダイエットに振り回された悩みに対して、「体を使って働きなさい」
2.夢を捨てられないという悩みに対して、「創造性は夢の中から見つけ出す」「どん底だと思ったら、もっと掘れ」→世の中の評価が追い付いてくるような当たり前のことをやるのが創造性や独創性
3.不愉快なことがあると当たってしまう人に対して、「自分を変える余裕を作れ」
p56:自殺まで思いつめる人は、自分が変わったことがないのではないか、
p58:人間の持つ意識は、無意識に働いている体に対してもっと謙虚でいい
4.家族のために生きてきたのに今どうすればという人に、「家族だけを生きがいにしてはダメ、世間は大きく動いている」
5.子どもの教育に熱心になりすぎるという親に対し、「心はかけても手はかけない」→毎日ちゃんと子どもを見ていること
6.子どもの育て方で夫と意見が合わないという妻に対し、「価値観の違いなんて屁みたいなもの」→生まれてこのかた自分も社会も大きく変わった体験がないから将来も変わらないというのは違う。
p124:自然の中には人間が予想もつかないことが起こる=子どもも大人には予想もつかないことをおこす
p140:今の子どもには、逃げ場がない。
7.意見を聞いてくれない上司に悩む人に、「相談できる人を見つけよ」
8.転勤など会社に家族の生活が振り回されるという人に、「会社はもっと家族のことを考えよ」
9.定年後仙人のような生活がしたいという男性に、「後ろめたいという時点で仙人にはなれない」
とそれぞれ直言している。
p189:(事件のおこる場所=)都会化しつつある田舎 で多い
{図書館から9/6借り24読了