- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/03
- メディア: 新書
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印象に残ったのは、映画「エイリアン」と「体内の蛇」のモチーフ。
p154:体内に「蛇」の卵が入り込み、成長し、宿主の腹を膨らまし、最後に腹を破って出てきて宿主をしにいたらしめるという説話は、「蛇」が精神分析的に何を意味するかということを詮索しなくても、「妊娠と出産」のメタファーであることは容易に知れる。
また、あとがきでは、「男女共同参画社会」論が、「能力による差別化」として、「自由競争」しか残らず、「究極の競争社会」が実相とする。よって、著者は、フェミニズムの60年代までは共感できるが、70年代以降は違和感を覚えるという・・・
{フォーラムから5/31借り6/19読了、記入は27}