読書録

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『にんげんだもの 逢』 相田みつお 著

にんげんだもの 逢 (角川文庫)

にんげんだもの 逢 (角川文庫)

表題および要旨の冒頭に出てくるあまりに有名なこの文章は、私が普段愛用しているコップに、しっかり書いてある。
いつも、この言葉を心に染み込ませながら、なんとかやっていこうという気になる。
著者の言葉は、なぜこんなにも響くのだろう。
短い言葉と素朴な字、とてもほっとさせてくれる。


(扉-要旨)
つまづいたっていいじゃないか、にんげんだもの
このことばにどれだけ多くの人が救われ、勇気づけられたことでしょう。
美しく力強い真実の書と詩によって、現代人の「心のバイブル」とされる相田みつをの世界―。
その代表作品、未発表作品を収録し、“人生の出逢い”をテーマに編んだ、夢のオリジナル文庫。

(引用)
p4:うつくしいものを美しいと思えるあなたのこころがうつくしい

p72:眼横鼻直(げんのうびちょく):道元禅師のことば、大事なところではうそは言わない。仏法のあたりまえの教え。

p94:だれにだってあるんだよ ひとにはいえないくるしみが  だれにだってあるんだよ ひとにはいえないかなしみが  ただだまっているだけなんだよ いえばぐちになるから

p104:つまづいたおかげで:つまづいたり ころんだり したおかげで 物事を深く考えるようになりました・・だまされたり 裏切られたり したおかげで 馬鹿正直で 親切な人間の暖かさを知りました そして・・身近な人の死に逢うたびに 人のいのちのはかなさと いま ここに生きていることの尊さを 骨身にしみて味わいました

{図書館から借り7/17読了、記入は18}