読書録

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「サバを読む」の「サバ」の正体 NHK気になることば

「サバを読む」の「サバ」の正体: NHK 気になることば (新潮文庫)

「サバを読む」の「サバ」の正体: NHK 気になることば (新潮文庫)

 タイトルの面白さに惹かれ、ことばの語源と変遷、勘違いなど、各章ごとに季節感も漂わせつつ気づかせてくれた一冊。
 なお、表題への答えは、p222にありますが、諸説あって、1)魚の鯖で、痛まないうちに急いで数えるのでおおざっぱになったというのが有力、2)江戸時代に魚市場を「五十集(いさば)」といい、早口で読むので「いさば読み」、ここから「い」が抜けた、3)寿司職人が客に出した個数を覚えるためにご飯粒を飯台の下につけていたのを、少量の米「生飯(さば)」とい言葉をあて、勘定する時に数えたことからできた・・いやはやいろいろあるんですね。


発刊した新潮社のサイトに目次あり→ http://www.shinchosha.co.jp/book/125761/


 このほか、備忘録として
◇正午というのは、午(うま)の刻11から13時の真ん中だからp28
◇遺憾は、思い通りにならず心残り、残念だという意味で、謝罪ではないp121
◇女王は、ジョーオーではなく、ジョオウと読むp199
フリーマーケットは、自由ではなく、fleaで「蚤のみ」がつくぐらい古い物の語源p259
シルバーシートは日本固有の言い方で、国鉄が昭和48年9月15日に初めて導入した際、新幹線座席カバーの在庫がシルバーだったから・・p265


 知らないことがたくさん。日々学ぶことができます。

{2017/6/19-21読了、記入は7/1}