- 作者: 中村彰
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2005/08
- メディア: 単行本
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見栄を張らずにもっと率直に生きようと呼びかけている著者は、新聞社で勤務中、上司との間でいろいろありうつ状態になったとき、強い男性を演じたことを後悔している。しんどいことを伝えられていたら、どれほど楽だったろうかという。教え込まれてきた「男らしさ」は、伝えられないことの悲劇だと分析している。
そして1990年代初め、関西からはじまったメンズリブ市民活動は、(p99)「男らしさ」を問いなおし、「互いの個性尊重」「役割規範からの自由」をめざした取り組みをしてきた。と紹介する。そして感情豊かな自分を取り戻し、心豊かに生きようと訴えている。(p179)
基本的な考えに共感できる部分がある一方、現実の会社社会の中で、厳しい経済情勢のもと、生き抜いていくには、なかなかまだ、理解が得られない部分が多いのだろうとも感じた。
{フォーラムから4/26借り5/1読了。記入は10日}