読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『心淋し川』 西條 奈加 著

  第164回芥川賞直木賞の贈呈式の記事をちょうど引用したところだが、今回は受賞作品をタイミング良く読むことができた。

心淋し川 (集英社文芸単行本)

心淋し川 (集英社文芸単行本)

 

 発刊した集英社のサイト↓

www.bungei.shueisha.co.jp

・差配の茂十(もじゅう)がすべての章にでてくると思って読んでいたら・・・ラストに向け、物語が紡がれ、心にしみた。
・「ちほちゃん」が、希望を感じさせてくれた。
最終章「灰の男」の冒頭より、引用
 
p192:忘れたくとも、忘れ得ぬ思いが、人にはある。
悲嘆も無念も痛恨も、時のふるいにかけられて、ただひとつの物思いだけが残される。
虚にも等しく、死に近いもの-その名を寂寥という。

 

 こちらもグーグルのニュース検索・著者名でヒット↓ (贈呈式記事の重複は除く)

prtimes.jp

book.asahi.com

www3.nhk.or.jp

mainichi.jp

 最後の毎日新聞の記事は有料版だが、専業か兼業かで悩みながらも専業を選び、デビューから16年で快挙となったことを知り、応援したくなった。
 
{2021/2/12-16読了、記入は2/19(金)}