・差配の茂十(もじゅう)がすべての章にでてくると思って読んでいたら・・・ラストに向け、物語が紡がれ、心にしみた。
・「ちほちゃん」が、希望を感じさせてくれた。
最終章「灰の男」の冒頭より、引用
p192:忘れたくとも、忘れ得ぬ思いが、人にはある。悲嘆も無念も痛恨も、時のふるいにかけられて、ただひとつの物思いだけが残される。虚にも等しく、死に近いもの-その名を寂寥という。
こちらもグーグルのニュース検索・著者名でヒット↓ (贈呈式記事の重複は除く)
最後の毎日新聞の記事は有料版だが、専業か兼業かで悩みながらも専業を選び、デビューから16年で快挙となったことを知り、応援したくなった。
{2021/2/12-16読了、記入は2/19(金)}