読書録

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『ことばが消えたワケ』 米川 明彦 著

 

ことばが消えたワケ ─時代を読み解く俗語の世界─

ことばが消えたワケ ─時代を読み解く俗語の世界─

 

  オストアンデル、スワルトバートル、イキムトヘーデル、なんて、まったくわからない言葉だが、なかなか楽しい。p3、それぞれ、饅頭、袴、放屁と、1902年の滑稽新聞に出ているという。本書で、歴史を感じながら、言葉の面白さを実感できた。

 

発刊した朝倉書店のサイト↓

www.asakura.co.jp

 

 このほか、備忘録として、いくつか引用。

p28:外来語に「る」がつく・・サボる=サボタージュから怠ける

p65:21世紀の若者ことばで、gdgd ぐだぐだ、kwsk くわしく

p36~:老人語とみられる中に、「べっぴん」「女給」「接吻」

p106:業界用語で働き方が変わり、「夜討ち朝駆け」が消えていった・・のか?

 

 文学作品や映画など、時代を背景にすでに使われない言葉が登場することがあるが、俗語というのは、結構、楽しませてくれるが、なかなか難しい世界だ。

 

{2019/1/8-21読了、記入は2/27夜}