読書録

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アキラとあきら

アキラとあきら (徳間文庫)

アキラとあきら (徳間文庫)

アキラとあきら (徳間文庫)


 TBSの日曜劇場で、下町ロケットの続編ドラマが始まったが、この小説は、WOWOWでドラマ化され、そちらを先に見たので、主人公の二人が、向井理さんと斎藤工さんのイメージで本書を読んだ。ドラマも面白かったが、これまでの作品群とたがわず、感動と爽快さを味わうことができる作品だ。

 
徳間書店のサイト→ http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198942304
http://www.tokuma.jp/akiratoakira/ 

WOWOWのサイト→ https://www.wowow.co.jp/dramaw/akira/


 感動したポイントなど備忘録で3か所のみ引用
◇p240〜241:(工藤が融資に一生懸命なのは、大学入学を断念させないため)

◇p609:彬のことば「オレが必要としているのは、顧客の声を忠実に反映し、適切に対応できる役員であり管理職だ。現場の不満を抑えろと誰が言った。不満があればすぐに聞きたいんだ。(後略)」

◇p697:瑛の述懐:記憶は無秩序に混ざり合い、折り重なりながら湧きあがるようにして、瑛の胸をいっぱいにしてしまう。
なぜ、自分はここにいるのか。
なぜ、自分は銀行員なのか。
なぜ、人を救おうとするのか。


 このところダンパーデータ不正含め、企業のコンプライアンスが一体どうなっているのかと疑問を抱かざるをえないような不祥事が続いている。スルガ銀行の第三者委員会の報告書を見ると、根本的なところから考えていけない。本書からはいろいろ考える材料を与えて戴き、深く感謝したい。
 


{2018/10/15-18読了、記入は10/24未明}