- 作者: 立岩陽一郎,楊井人文
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2018/04/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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米中間選挙を受けた記者会見で、トランプ大統領は、ロシア疑惑を尋ねた記者に「フェイクニュース」と突き放して出入り禁止にするという事態になったが、いったい、メディアをめぐる状況はどうなるのか?
災害時や選挙など、フェイクニュースが与える影響は大きく、基本的なところを本書で理解することができる。
たとえば、米国の先駆的団体ポリティファクト ;その言説や情報が事実に基づいているのかどうかを調査し、その正確性についての評価を証拠として発表するしくみp21
その流れは、1チェックすべき言説を選択・特定し、2事実かどうか裏付けとなる証拠がありうかどうかを調査し、3調査の結果に基づきその原説の正確性評価を行い、4記事化する
+p36:トゥルーメーターの6種類、p44:2007年の大統領選が設立のきっかけ
発刊した岩波書店のサイト⇒ https://www.iwanami.co.jp/book/b355584.html
ファクトチェック・イニシアティブのFB⇒ https://www.facebook.com/FactCheckInitiativeJapan/
◇備忘録としていくつか引用して以下項目的にメモ
p22:もっとも重要な点は、ファクトチェックは事実に関する言説を取り上げるものであって、意見や見解を述べたにすぎない言説の是非を評価するものではない。・・・事実と意見の峻別がポイントになる
p24:ファクトチェック綱領 の精神は、一言で言えば、透明性・公開性にある
p33:各社の判断基準:読売信条、朝日新聞綱領、毎日新聞社編集綱領、産経信条
p47:ワシントンポストでAIクレームバスターと呼ばれるソフトで
p52:ソウル大学でSNUファクトチェックセンターにはメディアなど27社が参加
p70;事実を重視する社会がつくりだせます。フェイクニュースに強い社会と言っても良い
ちょうどこれを書いている日曜、サンジャポでは、木村太郎氏とデーブスペクター氏が、Mrサンデーの仕掛けで、トランプ大統領とフェイクニュースについて議論していた。
{2018/10/26-28読了、記入は11/11日曜}