読書録

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18時に帰る 「世界一子どもが幸せな国」オランダの家族から学ぶ幸せになる働き方

 副題の世界一子どもが幸せな国というのはユニセフの調査に基づいたものだということで、「理想の数だけ子どもを産み育てられる社会」をめざして活動する著者の団体がオランダで聞き取り、本書にまとめたという。

 そこで働き方の変え方でわかったことは、「大人が親が幸せに暮らす」ゆえ、「しなやかに働ける、しなやかに生きられる社会の柔軟性が必要」を痛感したp19とのこと。この点は、エピローグでも、「個人の価値観にあわせた選択が自由にできる社会であるか、それが実現できる社会であるか」が幸せに暮らせるかどうかの鍵p196ともくり返し指摘している。

 このオランダでも1980年代は深刻な経済不況にあえぎ、1982年のワッセナー合意で、政労使がワークシェアリングに踏み出したことが今につながりp22、本書では働き方の具体的な実例が詳しく紹介され、チャプターごとにまとめあり。


発刊したプレジデント社のサイト⇒ https://presidentstore.jp/books/products/detail.php?product_id=2911
著者の公益財団法人のサイト⇒ http://www.1morebaby.jp/contents-ehon03.html


 同一労働同一賃金(条件)など、日本でも議論されているが、人口規模が違い、またどちらかというとアメリカ的な競争社会の要素もある日本で、ワークシェアリング的な考え方、働き方を根づかせることができるのか?ただ、うまく取り入れていければよいのだとは思う。



{2018/1/30-2/2読了、記入は2/3土}