読書録

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トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術

トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術[超実践編]

トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術[超実践編]

 紙1枚にまとめて報告する、というのは、職場でも日々心がけていることだが、本著ではさらにその先の、アイディアのまとめ方やプレゼン方法を、具体的な方法として示している。基本は「一枚の紙を手元に置く、フレームを書く、テーマを決めて埋める」(p230)というシンプルなこと。

 目的を明らかにして、読み手に誰を想定するか(p31)、というのはプレゼン技術でも出てきたところではあるが、思考の整理方法として「エクセル1」という、3色のペン(緑、赤、青)と1枚の紙を用意してフレームを作ること。論理的に考えをまとめてわかりやすく伝える方法として「ロジック3」を紹介する。3つ以内というのが、これも人が覚えられる基本ということか。本著で紹介されているのは、この2パターンの応用だ。

 
□出版したサンマーク出版のサイトに目次抜粋などあり⇒ http://www.sunmark.co.jp/book_profile/detail.php?cmn_search_id=978-4-7631-3411-0

□著者のサイト⇒ http://asadasuguru.com/


今後に活用したい部分を含めて、いくつか引用を下記に備忘録として↓

 見た目の工夫(p78)として、文字の色を変え、太字や河川を使う、写真や図表を入れる、という方法については、やった方がいいと思いつつ、いつも文字だらけになってしまうところは反省。

 ロジック3については、例えば会議の議事録でも応用(p115)でき、4分割の左上にさらに四分割で日付やテーマやまとめを、左下のQ1に目的として、となりのQ2で内容、その上の右隅に今後、それぞれタイトル以外に3つのマスの中にまとめる、など、他のテーマでも同様に作っていけるわけで、一覧性に特徴もある。HPリニューアルのプレゼンとしてp94と95に紹介されている内容も、目的、内容、進め方という3大項目で、パワポだと17枚必要なのが、1枚で提示できる例が示されている。

 アイディアをまずは書きだして、整理する、ということはこれまでもやっていないわけではないが、なにせ字が汚いため、苦労しているところ。1年の目標を見極めるという例では、1枚に128のフレームを作って検討する事例が出てくる(p180)が、列挙した後で印でマークするというアイディアは、似たようなことはしていたが、本著の7つの質問による印の分け方は、参考になる→
〇実現が嬉しい、△相手が喜ぶ、□社会的に意義がある、☆簡単に実現できる、ハートマーク=実現しないといけない、◇ことしならでは、今年中に決着▽

 自己改善のために、3つのテーマ、良かったこと、悪かったこと、どう改善してくかで欄を作り、検証するというのは、keep、problem try の「KPT」というビジネスフレームワークに対応(p202)ということも、参考にしていきたい。こうして本を読むことも、意味→なぜ評判→今後 というまとめ方を提示し、「自分の仕事や人生に活かすため」(p215)というのは、その通りだろう。エクセル1の場所と英単語を結び付けて効率的に覚えるという手法も、応用できそうだ。

 行動を続けるための3つの条件として、1)シンプルである、2)短時間でできる、3)実践すればするほど深みや面白さ、新たな発見がある(p227)ということも、なるほどと納得し、体調管理ほかでも実践していきたいものだ。

本著を購入すると、最後に『実践サポート特典』がダウンロードできるというサービスもあまり触れたことがないビジネスモデルかとも思う。


{5/15-23読了、記入は28}