読書録

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コクヨの1分間プレゼンテーション

コクヨの1分間プレゼンテーション

コクヨの1分間プレゼンテーション


これまで何度か経験してきたが、プレゼンとその資料作りは、なかなか難しい。本著では、そのポイントをわかりやすく解説してくれるが、この通りできたら良いとは思うものの、なかなか実践できない。表紙にある副題ように、「疑問を投げる、結論を述べる、理由を説明するを1分間で伝える! 」という3つが、最重要で覚えておくポイントなのだろう。


中経出版のサイト⇒ http://www.chukei.co.jp/business/detail.php?id=9784046027597


KOKUYO(コクヨ)のサイト⇒ http://www.kokuyo-furniture.co.jp/blog/solution/2011/09/post-28.html


備忘録としてポイントをいくつか引用
◇1分プレゼンで身につく「情報圧縮力」は、「取捨選択力(言いたいことの中から言うべきことを厳選する)」「文章構成力(シンプルさ)」「キーワード力(相手の心に残る)」の3つで、上達の第一歩p14

◇1分を3分割、15秒で「何だろう」(疑問⇒興味「考えたことない」)、10秒で「へぇ〜」(結論⇒驚き「どういうこと」)、35秒で「なるほど!」(理由⇒納得「たしかに」)p28
⇒p156:30分でも濃い内容のプレゼンにするには、最初の3分間が勝負。嫌気や眠気を感じさせない+p158:はじまりの5分を練習しておく
⇒P166:1資料のときは、タイトルに続いて、疑問、結論、理由の順で

◇(15秒の疑問編)聴き手が理解しやすいようにプレゼンの入り口をしっかりつくるp35⇒HOW(どうすれば)、WHY(なぜ)、WHAT(何が)で、現状の悪いところ(どうすればいいか、なぜ、何が、悪い?)を将来良く(どうすれば、なぜ、何が 良い?)するために行うp36⇒疑問パターンのポイントは、1)選択基準は何か?(exスーツをかっこよく見せるための基準は?)、2)普段はどうしているか?(ex子供連れの旅行みなさんはどこへ)、3)秘密・秘けつは何か?(ex新鮮な野菜を見つける、どこ))、4)人気の理由は何なのか?(ex野菜の宅配)、4つ。⇒あえて否定して興味を大いに引くことも大切「大切なのは〇〇じゃない」p43

◇(10秒の結論編)「3位8割思考」で考える〜結論候補の優先順位をつける:言いたいことを列挙しリスト化→相手の心を動かしそうな3つを選ぶ→4割3割1割で優先順位をつける→1番のみ結論、あとはおまけ程度、4番以降には触れないp47

◇(35秒の理由編)
STEP1)多面的な(3点)アプローチで説得力を高めるp52
STEP2)聴き手が頭で理解し、心が動き、背中が押されるように伝えていくp54
STEP3)納得できる論理的な種明かし(お勧め理由)を説明する
STEP4)比較しやすい、検討させやすい発信を心がける(AでなくB、C領域ではDなど)p58
STEP5)変化が見えると理解しやすい、ビフォーをしっかり説明するp60
STEP6)専門用語は適切に使用するp62
STEP7)「★ちょっと想像をしてください★」前置きとして引きの一言が大事、イメージを膨らませられる「ちょっと考えてみてください」「少しイメージしてもらって良いですか」なども p64〜65
STEP8)具体例を忘れずに盛り込むp66
STEP9)比率で伝える(数字の伝え方を工夫する)p69
STEP10)経験の数字を活用する(ex私の経験では9割近くの人が利用)p70
STEP11)あえてデメリットも入れておく(許容範囲のデメリットを言い、それを補うメリットを伝え揺さぶる)p72
STEP14)「★困難・キッカケ・劣等感」で共感を呼ぶp78(体験談や心の動きもSTEP13)
STEP16)背中を押すには「お手軽・簡単・安心」p82
STEP18)決めゼリフはしっかりキメル!p86

◇(声の出し方と話し方)ゆっくり話すのではなく、間を入れて話すp94⇒英語の言い回しを活用して、短くはっきりと伝えようp106(ex私はこう思うのです。…)

◇資料作りをうまく+パワポの3大ダメ資料は、1)目線が泳ぐ(どこを指すかわからない)、2)盛り込みすぎ(触れない部分に疑問が残る)、3)驚かせすぎ(1ページに爆発マークは1か所、アニメのパターンも1種類)P160-163⇒資料は1分1枚から始めるP164


ポイントだけの引用にしようと思ったのに、自分の苦手意識もあるのか、ついついたくさんの項目をあげることになってしまった。


★プレゼンについては、TVの白熱教室で、東京五輪招致の立役者 ニック・バーリー氏のポイントも印象に残っている。
http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/presentation/
著作『世界を動かすプレゼン力』については、http://pr.nhk-book.co.jp/nick_presentation/ に、目次など掲載されている。
このうち第2章「ニック式、プレゼンを成功に導く7つの戦略」として挙げられている項目は、本著とも共通する点がある。
とくに「戦略1 まずは数字から」では、さまざまな数のポイントについて触れられていた。

以前に読んだ『伝え方が9割』の続編が、ランキングに入ってたのも、多くの方が、プレゼンの方法について悩んでいるともいうことか。地道にコツコツと身に着けていきたいものだ。

{11/8〜13読了、記入は21}