- 作者: 酒井順子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/11/19
- メディア: 新書
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ユーミンの罪に続く本著で、女性誌や当時の雰囲気は伺えるものの、この分野には疎く接してこなかっただけに、そういうことだったのか、という新鮮味は感じた。「媚びずに、自分らしく」というメッセージは、いまも生きているような気は確かにする。
出版した講談社のサイト⇒ http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062882880
著者のインタビューが掲載された現代メディアの記事⇒ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41382
◇本著のタイトルの意味については、p252〜253に、以下の記述があり引用。
すなわち『オリーブ』は、「ファッションで男に媚びてモテようと思うことなかれ、恋がしたいなら、自分が着たい服を着たまま、人間的魅力だけで相手を魅了すべし」と少女達に言っていたのです。
そんなに高いハードルを突きつけられていたことに、しかし当のオリーブ少女達は気付いていませんでした。むしろ『オリーブ』が、モテなどという生々しい問題のことは考えなくていいとしてくれたのが、おぼこいオリーブ少女には有難かった。
しかしそれは、「オリーブの罠」というものだったのです。
{8/2-6読了、記入は8}