読書録

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仕事の決断プロセス

仕事の決断プロセス デキル人ほど陥る「6つの落とし穴」

仕事の決断プロセス デキル人ほど陥る「6つの落とし穴」

実務経験豊かな著者が、自らの経験や過去の事例、逸話などを紹介しながら、いかに正しい決断を行うかについて解説する。ただ、本を読んだからといって身につくものではなく、失敗や経験から無意識で判断できる、まさに車を運転するかのような「身体能力」まで高めていくことが必要だというのはその通りだろう。


出版した白桃書房のサイト→ http://www.hakutou.co.jp/
目次などは→ http://www.hakutou.co.jp/book/b186612.html


副題となっている≪デキル人ほど陥る「6つの落とし穴」≫は、目次の1章から6章に対応しているほか、巻末には、「ステップ・落とし穴・プロセスガイド」のまとめがついていて、これを意識することで、著者に近づくことができるかどうか…

覚えやすいと感じた逸話とポイントを以下に引用
1)正しいかどうかから考える:TDLの成人式振り袖ゲスト対策で当初のいかに乗せないか、からいかに汚さないか。
2)意味づけを別の視点から考える:鉄鋼業界の官民合同による詩将来研究会の中間報告の見通しが外れる=情報の意味づけを間違えると予測も読み違える
3)シンプルな数字で考える:直観的におかしいと思う話はどこか間違っている
4)基本コンセプトは自分で組み立てる:誰に→何を→いかに→誰と組んで が全体像であり、問題の定義→必要条件の抽出→メルクマールの設定→チーム編成の順序を守る
5)優先順位を明確にする:銀行の情報ゴミ流出事件対応で訴訟、取引、様子見という3つの選択肢から
6)組織の力学をプロセスに組み込む:日産のゴーンによるクロスファンクションチーム


銀行に30年勤めていたという経歴の著者だけに、説得力があると感じた。

{3/9-19読了、記入は20未明}