- 作者: 阿川佐和子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/01/20
- メディア: 新書
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ベストセラーになった本だけに、ネットには様々な情報がまとめられている。遅すぎる感はあるけど、ようやく読み終えたところ。失敗談や結婚への思い、ちょっとした脱線やエピソードなどが随所に盛り込まれ、著者の人柄がうかがえて、どこかほっとさせるような内容にもなっていて、とても好感が持てました。
具体的には「先入観のとらわれない」の項に、あるおしどり夫婦の言葉が引用され、「毎日顔を突き合わせ知っていると思ったのに、まだ知らない部分に新鮮に驚くことがあるから飽きない」という発言に、長続きすると合点して「そういう夫婦になりたいな。憧れ続けて幾星霜・・・p141〜2」と書くところなど、なんかいいですよね。確かにそうなりたいものです、と共感できるわけです。
まずは関連のリンク先を以下に。
★出版した文藝春秋のサイトには、目次の一部やサンプルページあり⇒ http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166608416
★コツのまとめもあり⇒http://matome.naver.jp/odai/2135519509350997201
★著者本人のインタビュー記事のシリーズ⇒ http://hon.bunshun.jp/articles/-/469
印象に残ったポイントとしては以下。
◇城山三郎さんから学んだ、相手がこの人に語りたいと思うような聞き手になるp32+鶴瓶さんが教えてくれた「トークは生もの」p97
◇人間はあらゆる場面でインタビューをしなければならない。p33
◇質問は一つだけという先輩アナもいるが、柱は3本にして相手の話に集中するp52〜+素朴な質問を大切にするp120
◇本人が手掛けたものを事前に読むのが大事だが、準備しすぎてもダメで未知を残すp62+段取りを完全に決めないp70
◇50歳からゴルフを習い面白くなったが、「失敗しても引きずらないp82」
◇人生で一言が大切なことを考えたら、小さな相づちもきちんとうたないとだめp85+さらに噛み砕いて話してもらいたいときに便利なのはオウム返し以外に、「具体的には?」や「たとえば?」などp159+安易に「わかります」と言わないp188
◇過ぎ去った過去は、当人が思い出さない限り、黙っているに越したことはないp116+なぐさめの言葉は2秒後に+言葉だけでなくて表情やトーンが大切p169〜
{5/15-18読了、記入は22}