- 作者: 中野信子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/11/18
- メディア: 新書
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「尊大で、自己愛と欺瞞に満ちた関係を築き、共感的な感情が欠落し、衝動的で反社会的な存在p8」のサイコパスは、100人に1人はいる(p6)とのこと。このサイコパスを、脳科学で詳しく説明しつつ、人類の進化と繁栄にサイコパスが重要な役割をはたしてきた可能性もあることも示唆して、「サイコパスと共存してゆく道を模索するのが人類にとって最善の選択である」(p230)と提起している。
発刊した文藝春秋のサイト→ http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166610945
備忘録メモとして以下を引用
◇「性急な生活史」=短期間にさまざまな異性と会う戦略を取るようなライフスタイル p67
◇サイコパスの因子は、脳の機能について、遺伝の影響は大きい+生育環境が引き金となって反社会性が高まる可能性があるp150
◇倫理や道徳とは、人類が生きていくために後付けで出現したものだということが、脳の発達段階からもわかるp170
◇MENSAは「人口上位2%の知能を持つ人間のみが入会できる」ことを謳うが、サイコパスと考えられる人がいたp187
★サイコパスの多い職業トップ10(ケヴィン・ダットンの調査p225)
1位 企業の最高経営責任者
2位 弁護士
3位 マスコミ、報道関係(テレビ/ラジオ)
4位 セールス
5位 外科医
6位 ジャーナリスト
7位 警官
8位 聖職者
9位 シェフ
10位 公務員
{2017/05/01-06読了、記入は13}