読書録

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個人インフルエンサーの影響力

個人インフルエンサーの影響力―クラウト、ソーシャルスコアがもたらす革命的マーケティング

個人インフルエンサーの影響力―クラウト、ソーシャルスコアがもたらす革命的マーケティング

フートスイートを使っていると、自動的にクラウトの値が表示されるが、アメリカでこの数値がここまで利用されているというのは、本著で初めて知った。値が大きいと、企業から無料航空券など特典も得られるという。何事も数値化することで、比較することができるようになるという動きがあるが、SNSの影響力が大きくなるにつれ、クラウトのサービスも、さらに進化して普及するのかも知れない。

しかし、著者が最後にふれているように、このクラウトによって、差別の固定化も想定されるということは、どこかで覚えておく必要がある。この最終章の冒頭に、ビジネス書が3分の1で読むのが放棄されるというキンドル統計を引用して、そこまで読んだことに祝福と感謝のメッセージがあったのは、なにか気恥ずかしい面もあった…


(目次ー引用)
序文byリー・レイニー;
◇デジタル世界で生じた三種類の革命⇒インターネットの台頭、携帯端末と無線接続の台頭、SNS自体への依存⇒テクノロジーの変革によって、影響力は分散的かつ文脈依存型に。


はじめに;
p10:冒頭「私は数字になってしまった」+『1984』のオーウェルでさえ驚くような追跡をFBとグーグルがしている時代。


第1部 影響力のルーツ;
第一章 “市民インフルエンサー”の登場:『これまでのビジネスのやり方は終わりだ』(1999)
第二章 流行に火を付ける人たち:exクオーラを注目させたスコーブル
第三章 オンライン影響力の新たなルール:3つの技術進歩による⇒低コストのネット利用、簡単に利用できるソーシャルメディアのツール、クラウトやピアインデックスで評価・分類が可能に⇒p54:権威、好感度、一貫性、稀少価値
第四章 世間の証明とお返しのルール:p84ロバート・チャルディー「自分の存在を人間的なものにして本物の信憑性が得られるように、もう一歩踏み込むことが必要だ」、「魅力的に受け取られる特徴を強調して経歴に盛り込む」
第五章 コンテンツ―第七の武器:人の心をつかむ一貫したコンテンツを作成し広めなければ、影響力を維持することはできない。⇒p110「RITEなコンテンツ」=適切でRelevant面白くInterestingタイムリーで楽しいEntertaining
第六章 個人の影響力―マーケターの聖杯;


第2部 クラウトとソーシャルスコアリング革命;
第七章 クラウトとインフルエンサーマーケティングの進化:世界平均は19p、30あれば専門知岸がある人。50以上の人はリーダーあるいはエキスパートとみなされる。
第八章 スコアリングにまつわる論争と混乱:(★フォロー数とフォロワー数の比率向上でスコアをあげる)(より高いスコアのひとにつながると自分のスコアも上がる傾向にる)
第九章 社会影響力がビジネスにもたらすメリット:マーケティングでは、特殊化しすぎず、シェアしやすくする。
第十章 クラウトスコアを上げる方法:オンライン影響力の三大要素に基づいて算出p224⇒真のリーチ力、拡散する確率、ネットワークの影響力⇒3ステップ★1.適切なネットワークを築く、2.人を惹きつける今tんつを提供するための戦略を築く、3.コンテンツ拡散を喜んで行うインフルエンサーとシステマティックに結びつく⇒一貫性を守ることも大事p235ツイートし投稿しリンクを掲示しコメントをアップしブログを書き続けなければならない
◇p238:ネイト・リグスによる受け手とつながる7つの秘訣⇒★1.誠実に問いかけよう、2.ツイッターチャットに参加しよう、3.一対一で感謝を表わそう、4.端子くウィットに富んだ投稿をしよう、5.リストやカラムを使って雑音を排除しよう(フートスイートなど)、★6.簡潔さはシェアを増加させる(RT向け70文字に)、7.ソーシャルメディアに割く時間を作ろう
第十一章 ソーシャルスコアリングの将来:exVIP通行証になり通貨として使える可能性も。社内評価や排他クラブ?
第十二章 ソーシャル・インフルエンスに対する個人的見解:ブログの巻頭にマーケティングソーシャルメディア人間性、⇒顧客苦情処理の優先順位をクラウトスコアで振り分けるアプリがすでに存在


付録 さまざまなソーシャルスコアリング・プラットフォーム;
・PeerIndex,Social Business Index,Twitter Grader,Twitalyzerなど

{7/2-14読了、記入は16}