老後に本当はいくら必要か (祥伝社新書192) (祥伝社新書 192)
- 作者: 津田倫男
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 新書
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一言でいうと、扉に書いてあるように、大きな経済成長が見込めない中、資産を増やそうというのは無謀で、年金プラス数万円もあれば十分に自足できるということ。外貨預金など為替リスクがあるから、甘い話の金融商品には手を出さないこと。などがポイントか。また、この著者は60歳からの熟年起業という趣旨の本も書いており、自分の専門性を生かして定年後に起業する可能性についても勧めている。
計画停電の影響で電車が遅れ、車内で本を読む機会は多かったが、大震災で余裕がなく、久しぶりの休みになった3/19(土曜)に、簡易形式で読んだ本を記入。それにしても被災の大きさ、原発ととてつもない状況が続いているが、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々には、一刻も早く普通の生活に戻れるよう祈りたい。
p48:注意しなければいけない金融商品→ア:プロの投資家が熱心に勧める商品は買わない、イ:自分で理屈を理解できない商品は避ける、ウ:誰もが先を争って買う商品は見向きもしない、エ:得をした人の話は参考にせず、損をした人の話を聞く
p74:精神的なことでは三つのポイントがある。第一に、孤独にならないこと。第二に、自分の感情を客観視すること。第三に、弱気にならない。楽天的でいつづけることだ。
p112〜定年後の心配が要らぬ理由
1.社会の変化→政権交代、生活防衛意識の高まり、企業の受け入れ
2.ローリスク・ローリターンで財産は長持ちできる
3.少しでも収入を作れば安全+起業の可能性も
p152:芹沢光治良『神の計画』を読んで、人智を超えた存在に親しみを覚え精神的に生きるのが楽になる。
p176:ボランティアと家庭菜園だけでは早くボケる
p186:生活の質を落とさず、老後を楽しむためには健康な体と健全な魂が欠かせない。
p209:頼りにされる熟年となるためには、まず心の安定が必要です。その心の安定のためには、生きがいとわずかばかりの蓄えは欠かせません。
{3/16-17読了、記入は19}